自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

UVライトって。

レジンを硬化させるためのUVライト。

イヤホン作りを始めるときに一番はじめに買ってみたもの。

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近所の手芸屋さんで二千円ちょっと。

買っていきなりライトが点灯しなくなり、店に持ち込んだ。店で動作確認をしたら問題なく使えてた。

かなり疑問を持ちながらも2年間くらい使っていた。

最近、急にまた点灯しなくなった。

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躊躇なく分解。まぁ、開けたらどうにかなるだろという感じで。d( ̄  ̄)

 

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ほらやっぱり。

絶縁体が割れていた。同様のものが4つあるが、全部同様に割れてる。

サイズ違いのコネクタを無理やり押し込んでる感じ。おいおい。かなり怖いな。

d( ̄  ̄)

 

絶縁テープで補修してやると問題なく使えるようになった。

安い家電はイロイロと問題がありますな。

 

 

intime そらカスタム4

組み上げた。

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結構限界までレジンを詰め込んだ。

真鍮製のスペンサーを入れて重量も稼いでる。

カナル付近のVSTの見え方がアグレッシブで好き。d( ̄  ̄)

 

蓋をする前は、4k付近に変な山があったが、蓋をすると改善された。

B10のドライバの特性が変に影響したためだと思う。

 

蓋をした後の出音は、これまでに体験したことのない空間だった。

目線の下は結構しまっていて、目線から上が広大に広がる。天井が見えない感じ。

なんだこれ?d( ̄  ̄)

解像度も高いが、アニソンなどで歪んだギターの音が混み合っているような曲では、高音が「割れる」ことがある。

そして、決定的なのが、五分も聴くと耳が痛くなる。出音は高音が刺さるようには感じないのだが、高音がキンキンするイヤホンを聞いている痛さに近い。

VSTが可聴域を超えて音を出しており、それが突き刺さっているのかもしれない。認識できないから始末が悪い。

 

試しにカナル先端付近に、スポンジを入れたり、シリコンパイプを突っ込んでみたりしたが、今度は高音域がこもってしまってつまらない。

 

VSTの調整方法を考えないといけない。

なかなか難しいな。d( ̄  ̄)

 

 

intime そらカスタム3

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昨日作ったVSTユニットをシェルに組み込んだ。悩んだが、今回はレジンワークだけで固定することにした。

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直線的にカナル先端に音が抜けるように配置には気を使ってみたが、細かい角度等はさすがに「音を出しながら調整」とはいかなかった。

細かい角度は結構重要だとは思うのだが、、d( ̄  ̄)

だが、見た目はVSTが目一杯存在を主張していていい感じ。

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レジンの硬化を待ちながら、サウンドピースB10を分解。

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接着剤が硬く意外に苦戦した。

ドライバを絶対壊したくなかったので、片耳はシェルを粉々に砕いて取り出した。構造がわかったのでもう片耳はサクッと取り出せた。

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とりあえず音を出してみたかったので、手持ちのユニットを繋いでみた。この段階では、音導管を使っている。ユニットは、MUIXの IX1000。

出音は何かおかしいんじゃないかと思うくらい酷い音。上も下も出ない。それこそ、音場の広いラジオの音。

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同じユニットで音導管を無くしてみた。多少高音域が改善したが、まだまだ酷い。根本的に何かおかしいのかもしれないと、今回の取組が失敗したような不安に支配された。

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 ダメ元で、ゼロオーディオのユニットに交換。お?いきなりとてもいい音になった。解像度も高く、とても気持ちいい。MUIXのユニットがダメだったと判断した。てか、MUIXって結構これまで使っていたけど、クオリティ低かったんだなd( ̄  ̄)

ゼロのユニットのままでも良かったが、低音の力量が不足しているように感じた。

ゼロのユニットは、ニュートラルなバランスでとても良いのだが、電車の中で使うなら、少し低音が多目がいい。

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そこで、サウンドピースB10にした。

低音は多めになる。若干、中域にクセが感じられたが、楽しく聴ける範疇で元気度が上がると判断した。

このユニットでは、イヤホンの筐体を残したままにしている。ユニットが大きくて少しずらす必要があったので、イヤホンの筐体が都合よかった。

 

低音が多いが、VSTのおかげか、とても透明感がある。ノーマルのB10よりも数段解像度も感じられる。

試しにVSTだけで鳴らしてみると、音はとても小さい。dpx1の音量をマックス位まで上げて、音楽が鳴っていることがわかるレベル。

だが、他のドライバと組み合わせると、透明感や解像度に大きく貢献した。

 

ツイーターってそういうことなのかもしれない。

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まぁ、今まで作ってきたイヤホンの中で最高音質になる予感がある。明日は完成できるかな?

 

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今日は快晴。紅葉を見るたびに嬉しくなる。f:id:domingo55:20171126003954j:image

風邪ひいてるのだが、エレドラでバンドしてみた。細かいニュアンスがまるっきり出せない。 

エレドラはダメだなー。

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intime そらカスタム化2

VSTドライバがどうにもこうにも難しい。

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どこにはんだ付けすべきか、極性はどうなっているのかなど、わからないことだらけ。

はじめは、もともとついているリッツ線をそのまま使うつもりだったが、ハンダスペース付近で切れてしまったので、意を決してハンダをやり直した。

塩梅が分からず、かなりドキドキしたが、どうにか完成した。でもこの白色の部分って、セラミックの振動板のはず。ハンダを付けるのにはかなり抵抗があったな。

 

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ワッシャー類を工夫して、VSTをユニット化した。固定は柔らかめの接着剤とした。

前面を解放したまま、カスタムシェルに入れてみたい。

 

しかし、このVSTってかなり音が小さい。極高音のみを担当しているように感じる。

と言うことは、ダイナミックユニットは低音から高音までちゃんと出る、良いものを使う必要がありそうだ。

そう考え、候補は以下の3つとした。

 

①サウンドピース B10

中華製の安売りイヤホンだが、B30のカスタム機は今一番のお気に入り。反則レベルの気持ちよさがあると思う。

ドライバは10ミリ。

 

②サトリックス ツボミ

明らかに低音過多だが、中高音はちゃんと美しい。

 

③ZERO AUDIO  BMEZZO

以前ジャンクで買って、ドライバのみ取り出したもの。ダイナミック多ドラ機で使ったことがあるが、かなり良い音のするドライバという印象。

 

さてと。週末には音出しができると良いが。

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会社のフロアが引っ越しした。

周りの建物より高い階なのでとても見晴らしがいいぞ。

夕焼けが毎日見られるしね。

(-.-)y-., o O

 

 

 

 

intime そら カスタム化1

高音用のセラミックツイータの使い方が難しい。

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 何かのイヤホンを分解した時の部品などを組み合わせてユニット化する。

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仮組み。クリアランスの確保は問題なし。高音ユニットからの音の直進性、角度に注意したい。低音ユニットは簡単に付け替えが出来るように遊びを持たせておく。

低音ユニットからの音導管の長さや太さにも思いっきりこだわってみたい。

 

今回は太くなりそうだ。

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チューニングについて

色々な構成でイヤホンを作ってきたけど、最近のメインはダイナミックドライバ1発の16号機。

BA多ドラ機は、綺麗なのだが音が薄味に感じてしまってこの子には負ける。

ダイナミック多ドラ機は、イマイチ中高音がこもって聞こえ出した。

いつのまにか、安物イヤホンのはずのサウンドピースB30を使ったこの子になった。

解像度、音のバランス、音場の広さ、どれもかなり高レベルだと思う。

 

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そこで、更なる改善を狙って少し手を入れたが、音が激変した。

先ずは

カナル先端部の加工。アコースティックホーン効果を狙ってホーン状に拡大。

音導管にはウェットティッシュを小さく切って詰めて作業した。

自然な感じで上が伸びるようになった。

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つづいて、ドライバ背面への音抜き穴。

これまでは直径3ミリ程度の穴を開け、あまり好ましい効果が得られてなかった。

が!

今回は0.3ミリの穴にしてみた。感覚的には髪の毛程度の大きさの穴。MMCX端子の近くに1箇所開けた。

これがすごく良かった。低音はそんなに多くならずに、空間が自然になった。それまで中域がこもっていたんだなと感じた。

 

最近、すぐに新しいイヤホンを作っていたが、まだまだチューニングで改善させられる部分があるはずだと反省した。

そしてそれは、意外に「オーディオの基礎」的な知識なのかもしれない。

・筐体には重量を持たせて制振する。

・ドライバユニットの前後の圧力を適正に抜く。

・スムーズに電気を送る。

・耳にきっちりフィットさせる。

・音の通り道は綺麗にする。

・音の通り道はできるだけ曲げない。

・ドライバの振動板などの音の出る部分と鼓膜には適正な距離がある。

 

さてと、他には何があるかな??

少し調べてみよう。

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秋の夕暮れ。

雲が多いが、空が光って見えた。

 

 

 

 

 

 

 

シビれる音源

TRYPNOTYX
Victor Wooten, Dennis Chambers & Bob Franceschini
2017/9/8

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 一年に1、2枚理屈云々ではなく、聴き惚れる作品に出会える。

デニスチャンバースのドラマが!!

ヴィクターウッテンのベーーズが!!

こんなにトリッキーに絡み合うから、ボーカルの無いインスト曲なのに全く聞き飽きない。

曲調もファンク〜ジャズ的でドストライク。

 

録音も気持ちいい。変な中域に山がなくて、でもスネアの音が、パァーーンと抜ける。

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しばらく、聴き続けそうだな。