自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

dita dream とりあえず完成

f:id:domingo55:20201214074718j:image

やっと納得できる音が作れた。

最終の調整は、左右のレジンの量と、フェイスプレートとイヤホン筐体が接する部分の削り込み。

この作業で左右の低音の沈み込む深さを揃えられた。

やっと、聞きなれた曲でも新鮮さを持って聞いていられるような、そんなイヤホンになった。

d( ̄  ̄)

 

これまで、音を鮮明にするための手法を探すことが多かった。qp2r ではその考え方で正解だったと思う。だが、sp1000のように元々めちゃくちゃ鮮明な音を出すdapに合わせる場合は、キンキンと耳が痛くなってしまう。

音の鮮明さを程々にした場合には、他の部分が目立ち出す。低音の沈み込む深さや、左右の音量バランス等への配慮がとても大切になり、新しい調整方法を多く求められた。

イヤホンの調整方法については、別途まとめたいと思うが、音導管の長さと太さ、材質で音の8割位は決まってしまうと思う。

先ずはどんな音にしたいかを明確にして、その為に必要な音導管の仕様を決める事がとても大切。「なんとなく組んだけど、こんな音もありじゃね?」的な考えで組むと、結局、たどり着くところはたいした場所ではない。

 

①どんな風に音楽を聴きたい?

→大編成の楽器を空間の中に適切に配置したいとか。

→細かな音の混ざったアニソンをちゃんと分離させて聴きたいとか。

→少し古いダンスミュージックをノリノリで聴きたいとか。

→とにかく没頭感が欲しいとか。。。

 

②その為には、どんな音が必要?

→低音や高音の量

→中域の鮮明さ(ボーカルの近さ)

→解像度

→空間の開放感

→遮音性

などなど。

 

③その音を出す為には何をどうすればいい?

→シェルの材質

→ドライバと鼓膜の距離、角度

→音導管

→オモリの必要性

とかとか。

d( ̄  ̄)

 

dita dreamは、やっとで電車なと騒音下で聴いてもいい感じ。

細かな音まで聞かせるsp1000と似たキャラクターのdreamを組み合わせる事で、他の組み合わせでは得難い高解像度が得られていると思う。

極高音は、あまり好きでないので控えめにした。その代わり、その分を低音に振った感じ。

極々低音は、まだ表現できていないが、低音が大好きな私でもまぁ、満足かな。

d( ̄  ̄)

 

f:id:domingo55:20201214081611j:image

dreamは、一旦このくらいにしておいて、次のイヤホンに行こうと思う。

さて。何を触ろうかな?