やっと納得できる音が作れた。
最終の調整は、左右のレジンの量と、フェイスプレートとイヤホン筐体が接する部分の削り込み。
この作業で左右の低音の沈み込む深さを揃えられた。
やっと、聞きなれた曲でも新鮮さを持って聞いていられるような、そんなイヤホンになった。
d( ̄  ̄)
これまで、音を鮮明にするための手法を探すことが多かった。qp2r ではその考え方で正解だったと思う。だが、sp1000のように元々めちゃくちゃ鮮明な音を出すdapに合わせる場合は、キンキンと耳が痛くなってしまう。
音の鮮明さを程々にした場合には、他の部分が目立ち出す。低音の沈み込む深さや、左右の音量バランス等への配慮がとても大切になり、新しい調整方法を多く求められた。
イヤホンの調整方法については、別途まとめたいと思うが、音導管の長さと太さ、材質で音の8割位は決まってしまうと思う。
先ずはどんな音にしたいかを明確にして、その為に必要な音導管の仕様を決める事がとても大切。「なんとなく組んだけど、こんな音もありじゃね?」的な考えで組むと、結局、たどり着くところはたいした場所ではない。
①どんな風に音楽を聴きたい?
→大編成の楽器を空間の中に適切に配置したいとか。
→細かな音の混ざったアニソンをちゃんと分離させて聴きたいとか。
→少し古いダンスミュージックをノリノリで聴きたいとか。
→とにかく没頭感が欲しいとか。。。
②その為には、どんな音が必要?
→低音や高音の量
→中域の鮮明さ(ボーカルの近さ)
→解像度
→空間の開放感
→遮音性
などなど。
③その音を出す為には何をどうすればいい?
→シェルの材質
→ドライバと鼓膜の距離、角度
→音導管
→オモリの必要性
とかとか。
d( ̄  ̄)
dita dreamは、やっとで電車なと騒音下で聴いてもいい感じ。
細かな音まで聞かせるsp1000と似たキャラクターのdreamを組み合わせる事で、他の組み合わせでは得難い高解像度が得られていると思う。
極高音は、あまり好きでないので控えめにした。その代わり、その分を低音に振った感じ。
極々低音は、まだ表現できていないが、低音が大好きな私でもまぁ、満足かな。
d( ̄  ̄)
dreamは、一旦このくらいにしておいて、次のイヤホンに行こうと思う。
さて。何を触ろうかな?