自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

qp2r ジャック補強 その後(カリクスさんに再会)

 

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使っていて、ちょっと動かすと、「カチッ」という音とともに青丸の部分の表示が消える。

そうすると音が聞こえなくなり、イヤホンジャックを挿しなおさないといけない。。

通勤時に頻発し、聞いていられない。

 

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2.5ミリジャックの奥には、なにやら小さな箱がある。

箱から細い棒が伸びており、イヤホンを押すと棒が押されて、何やらスイッチが入る様子。

通電しない細い爪楊枝などで押してみるとわかる。

 

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ここに、薄いプラ板を挟み込んでやった。絶えずイヤホンが刺さっていると認識されて、一番初めの写真のアイコンが着きっぱなしになる。

だが、現状では問題は感じない。

 

プラ板は爪楊枝でプラグ側から、例の棒を押しながらゆっくり作業すると挟まる。

念のため、少量のレジンで固定しておいた。

 

何故か左右の音のばらつきも安定した。

コレならつかえそうだ。

(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

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またまた、カリクスさんにお会いした。

写真はカリクスさんの機材。写真ではイヤホンケーブルの仕様ごとに音の差を聞き分けられるようにしてある。いろいろ聞かせていただいた。

オーディオはお金をかけずに、賢くセレクトしていくことでとても楽しめることを再確認できた。

音って、工夫次第。d( ̄  ̄)

 

また、カリクスさんの耳型と私の耳型が、偶然にもとても似ていて、カリクスさん作のカスタムイヤホンも普通に聴くことができた。こんな偶然あるんやなーとびっくり。

中域が美しいBA多ドラ機を作っておられた。私の好みとは違ったが、良さは十分理解できた。

私のイヤホンも聴いていただき、「面白い」と感想を頂いた。

 

楽しい時間だった。

ありがとうございました。(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

 

 

 

 

DAP購入検討

やはり、サクサクタッチパネルでアルバムアートなどを眺めながら聴きたい曲を探したい。携帯とリンクさせて使うなんて、めちゃ便利。。

但し、大きいDAPは持ち歩けない。夏場はシャツの胸ポケットで運用したい。

あと、バッテリーがもう少し持続して欲しい。

新品で8時間なんて、ヘタってきたら5時間を切ってくる。さすがに出張では辛い。。

ただし、qp2r から多少なりともアップグレード感が欲しい。

 

さて。ワガママな要求ばかりなので、なかなか難しい選択となる。

気になっていたのは、以下の2機種。

 

◯HiByのR6ProAL

ステンレスモデルは重過ぎたので、軽いアルミが出て関心があった。qp2r を使っていてこれに乗り換えた方がいて、音質的にいけるのでは?と期待していた。

4.4ミリプラグも安心感があるし、携帯とのリンクアプリも公開されている。

 

◯Astell&KernのSR25

メーカーには、かなり否定的な感情を持っているのだが、バッテリーの持ち時間と適度な大きさに惹かれた。

しかしデザインが大嫌い。「斜め」がどうも好きになれない。だが、以前すこし試聴した時の印象は悪くなかった。

 

 

では改めて試聴を。。

イヤホンはベイヤーのxelentoカスタム。

イヤピース作成後、だいぶ落ち着いてきて、かなり安心して聴ける。お気に入り。

 

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先ずはR6pro。

第一印象は、悪くはない音。イコライザーではない調整機能も多くあり面白い。SDカードの読み込みも早い。さすがにUIメーカーだと感心する部分。

また、大出力が可能な機種だが、ボリュームも大きすぎることはなく、扱いにくさはない。

 

さて、音質について。

中域から高域にかけての質感は悪くない。少しボリュームを大きめにすると、qp2r に似た迫力も味わえた。

但し、すこし聞いていると、なんだか飽きてきた。理由は低音の質感。力感豊かにベースラインを描いてくれるので、気持ちいいのは気持ち良いのだが、その下の空間が見えてこない。低音楽器の立体感が見えてこない。中域から高域にかけての空間感は、数年前のDAPに比べて大きく改番されていると思うが、低音の質感はまだ伸び代が残っているのかもしれない。

そうは言っても、R6の音はこれ自体なら多いにアリだとは思う。ノリ良く元気に聴かせてくれる。だが、qp2r と聴き比べてしまうと、聞き飽きてしまうのが、非常に残念。

違うイヤホンなら違った結果が出るのかもしれないと思い、SONY16ミリドライバを使ったハイブリッド機カスタムを使ってみたが、今度は低音の力感が無くなってしまった。(なんで???)

価格も安く良いのだが、アップグレード感が得られないため、購入には至らない。。

 

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続いて、AKのSR25

先ずはUIの使用感。めちゃくちゃ使いやすい。直感的に曲が探せてとても楽チン。画面も綺麗。筐体の大きさも適切。コレなら不満はない。

出音については、ちと驚いた。

低い低音の質感がちゃんと感じられる。ベースラインより下側の空間が存在し、窮屈にならない。中域の押し出し感はqp2r に及ばないものの、別の魅力が感じられた。高域は細かく繊細な感じだが、デジタルっぽさはない。

この音なら、合格ラインに来ていると思う。

あと何度か試聴してみたい。

 

さてと、DAPどうするかな?

欲しくなりだすととまらないなー。

d( ̄  ̄)

 

 

qp2r ジャック補強など。

なんだか、ジャック部分が安定しない。

ほんのわずかの加減で、音のバランスが微妙に変わったりする。どうも納得できないので、DAPを買い替えることも検討しているが、とりあえず対策を。。。

 

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金属部品を組み合わせて、補強パーツを作ってみる。

イヤホンを分解した時に取っておいた部品やら、電気屋で見つけた部品やら、手持ちのジャンクをゴソゴソ。

なんとなく形のイメージがついたら、リューターで削りながら形を嵌め込んでいく。

 

qp2r の場合、2.5ミリと3.5ミリのジャック付近の造形がデコボコしており、カチッとハマる部品を用意できれば安定すると思う。

 

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まぁ、こんな感じ。

2.5ミリのバランス仕様だが、3.5ミリジャック部分にも台を作って固定する。

部品間の固定はハードレジンを使うつもり。ガチガチに固めてしまうと、落下時などに本体を壊してしまうかもしれないので、最悪の場合には壊れるようにしたい。

 

ここまでで、力尽きてねてしまったが。

また、来週だな。

d( ̄  ̄)

 

 

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先日の夕暮れ。。

なんかコロナ自粛以降、働き方に対する意識が変わってきたな。

昭和的な根性主義や平成的なコンプラ主義ではなく、もっと他の道を考えないといけないんだろうな。

 

 

 

 

 

 

QP2R プラグ付近の不都合①

どうもqp2r の調子が悪い。

この一年くらいズーーーっと悪かった。

2.5ミリのプラグにちょっと力がかかると、すぐ音が止まる。しばらくして再生ボタンを押すと復活する。

また、プラグの回転角度によって左右の音のバランスが変化する。左の音量が微妙に変わる。

 

これまでは、太いケーブルを使うとそうなると考えていた。つまり、ジャック部分が横方向の力に弱いと。d( ̄  ̄)

 

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昨夜、エフェクトオーディオのケーブルを試している時に、その症状が頻発した。

柔らかいケーブルなのに??と不思議になったため、色々調べてみると、プラグの先端部の長さが製品によって微妙に違うことがわかった。同じオヤイデの製品でも、ほんのわずか、0.1ミリ程度の差があることがある。ひょっとして?!と、プラグの先端部に僅かにハンダを乗っけてみた。

すると、音が途切れる症状がほぼ無くなった!

 

あとは、プラグを回転させると、微妙に左右バランスが変わる(左耳が小さくなる)症状の改善。。。日本製のダップではこんな事は稀だと思うが、そこを覚悟して買った中華製。仕方ないな。。

 

原因、わかるかな?

もう少し研究してみて、また報告します。

(o_o)

 

 

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CHORD&MAJOR minor 81’19

Devil Head for Metal Rock

台湾製のイヤホンらしい。今時珍しく13.5ミリものドライバを積んでいる。

試聴してみたが、ちょっと背圧の不足した抜け感が感じられたものの、ザ!ダイナミックドライバという感じの音がしていてなかなか好感が持てた。

沢山売れたら、ジャンクが沢山出てくるのになー。

d( ̄  ̄)

 

 

また、久しぶりにカリクスさんに偶然お会いできた。カッコいい人なので、若干、緊張しつつ、いろんな話を聞かせてもらった。たのしかったな。

もう少しコロナ落ち着いたら、お茶しましょうね。

(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

 

 

 

 

古いケーブル 再生

 

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まだこのブログを書き出す前に、すこし奮発して買った、エフェクトオーディオのケーブル。

5、6年前かな?もうすっかり劣化してしまい皮膜はベタベタ。内部配線も含めて、見事に茶色くなっている。まぁ、古いケーブルの見本かな。

 

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分解して線材を取り出したところ。本来は上のケーブルのような色だったと思われる。。。

エフェクトオーディオのケーブル、結構高かったことを覚えている。高い線材でなければ多分こんなことはやらないんだろうな。

 

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さてと。補修に取り掛かる。

先ずは、無水エタノールで拭きあげる。

見た目に綺麗に見えても、めちゃ汚れが落ちてくる。まぁ、被膜の表面、劣化した部分も落ちてると思う。この状態ではまだ、すこしベタつく。まだ使う気にならない。

 

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次にホットガンで加熱する。

加熱することで、インスタント麺のようになっていたケーブルもだいぶ伸びてくれる。

加熱は充分過ぎるほど躊躇なくやる。このケーブルの場合、皮膜が一旦透明になるまで実施した。冷えると元の白濁色に戻る。

冷えてから再度、エタノールで拭くと再度汚れが落ちる。

この時点でサラサラの手触りになる。

 

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さてここで、皮膜内部の線材本体の状態を確認。

皮膜に覆われている部分は錆が見えていて、茶色になっているが、皮膜を取ると綺麗な銀色が確認できた。

皮膜と線材の境界面が汚れているだけで、線材自体にはダメージはないと判断した。他の劣化したケーブルでも同様の傾向が見られる。ベタベタに劣化したケーブルでも再生すれば使えるものは多いと予想する。

 

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組み上げた。

ケーブルは音云々よりも先ずは、取り回しの良さが気になるようになってきた。

昨年、ポタフェスでカリクスさんのケーブルを触らせてもらった時に、カルチャーショックなくらい柔らかかった。でも音は抜群だった。。組み方で扱いやすさは大きく変わる。最近になってようやく、その大切さがわかってきたかな?

 

プラグから分岐点までは、編んでいない。編むとどうしても固くなってくる。直線のまま、柔らかいチューブに入れた。チューブは、千石電気で熱収縮チューブの近くに売っていた編み込みチューブ。手で折ったり伸ばしたりしていなしてやると、柔らかくなる。

分岐点から先は普通に編んでいる。分岐点の部品はオヤイデの2.5ミリプラグの余っていたもの。

 

出音は、まぁ高級よりのケーブルの音。悪くはないが、すごい魅力があるかというと、なんもないかな。カルタスやQEDなどのケーブルメーカーの品には及ばない(イヤホン用のリケーブル品は、ぼったくり価格が横行してるな。高すぎ。。。)。

 

まぁ、取り回しが良いのと、白いケーブルは初めてなので、しばらくは使ってみるかな。

d( ̄  ̄)

 

 

 

 

 

xelentoカスタム③

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どうも左右のバランスが気に入らない。

ひょっとしたら、片耳は、AK T8iEなのかもしれないと不安にすらなった。

んで、AK T8iEと比較。そもそも筐体にxelentoなのか、T8IEなのかの表記は無い。写真で見ていると差がわからない。だが、並べてみると差は明確。T8IEの方がメッキが黒く、フェイスプレートが金属色。

対してxelentoは、メッキがプラチナ色で、フェイスプレートが黒い。

ひょっとして?!と不安になったが問題なかった。

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だが、左右のばらつきはやはり気持ち悪い。

そこで再度分解して組み直すことにした。

 

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挿入角度や深さを慎重に見直した。

特に右側のみを3ミリ程度深くマウントできるようにした。

この後、レジンで固めたのだが、レジンは四種類を使い分けた。ガチガチにしすぎると低音が締まりすぎるので、グミレジンを内部に使いながら、強度の必要な箇所は太陽の雫。シェル本体は星の雫とした。こんなちっちゃなパーツなのだが、音導管部分はやはり「キモ」になるので、精一杯作り込んでみた。

また、今回はシェルの色を黒にした。こっちの方がカッコいいかな。d( ̄  ̄)

 

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今回はノーマルの筐体を極力活かして組んでみた。新しい取り組みだったが、音は結構変わったと思う。少し低音が多く深くなったかな。

 

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特に今回は左耳は、青丸の部分で3ミリ程度カナルを長くした。低音が少し前に出てくる感じになる。

私の左耳の形は右耳より少し大きいので、カナルを伸ばすと良いかもしれない。まぁ、しばらく使ってみて再考したい。

対して右耳はこれまでの長さと変わらないが、写真矢印の部分を僅かに削ると、高音部のノビが気持ちよく変わった。

カナル先端部でも削る部分によって得られる効果は違うことを再認識した。

 

まぁ、xelentoはなかなか優れたイヤホンなので、下手にカスタムすると、荒がとても目立ってしまう。左右のバランスが崩れたり、空間が偏ったりする。ある程度チューニングをするつもりじゃ無いとカスタム化は改悪になりそうなので、気を付けてもらいたい。

 

こんなちっちゃなパーツなのに、週末全部使ってしまった。でも、組み直す事でチューニングはかなり進んだと思う。満足感は高いかな。

(^ ^)

 

 

 

 

 

 

 

次期作構想

良いイヤホンができるたび、もうそろそろ自作も終わりかな?と思うよう瞬間がある。

自分用のイヤホンなら、十分に楽しめている?ように感じるのだと思う。

xelentoカスタムは、とても鮮烈に聴かせてくれるのでとても楽しい。だが、若干聴き疲れる。最近使った多分3号機ハイブリッドの方が、落ち着いて聞けたりする。

 

つまり、まだまだ奥があると思う。

d( ̄  ̄)

やりたい事が終わらない。

まだ、結構時間が必要なようだ。

 

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①アルティメイトイヤーズBA5発機

5発程度のBA機は実はとんでもないポテンシャルを持っていると考えている。

それは、ドライバが小さくてすむので、配置の自由度がとても高いから。ドライバの配置は音をかなり支配的に変化させる。音導管の太さも言わずもがな。

単発のダイナミックドライバと同様に取り組んでみるのもおもしろい。

 

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②BA 10発機

以前作っていたもの。シェルが見事に黄ばんでしまった。見栄えを良くしたい。

また、10発もあると配置の自由度は低いが、多ドラ機ゆえの優位性を確認してみたい。

 

③ダイナミック2発機

昨年、イヤホンコンテストで大失敗をしたが、もし今年開催されるなら、、、と考えていたともの。

敢えてのダイナミック2発。

一年でチューニングの技術はかなり上がったと思うので、成果を確認したい。

 

⑤ハイブリッド5発機

最近よく作っていたハイブリッド機は、かなり好印象。xelentoにも負けない部分が多い。

だからこそ、少しだけダイナミックドライバの口径を下げて、BAドライバの数を増やして、もう少し可能性を探ってみたくなった。

 

⑥名作イヤホンの作り直し

DITA answer

DITA dream

ゼンハイザー IE800

SONY EX1000

RHA T20

RHA T10

全て作り直したい。

今ならもっともっと良い音で鳴らせるはず。

でも新しいイヤホンを作るたびに新しい発見があるので、急いで作り直す必要はない。

 

まぁのんびり行きますか

d( ̄  ̄)

 

 

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久しぶりの倉敷。二週間前の写真。

やっぱり、空気が澄んでいると思う。

良い街だな(^ ^)