自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

RHA T10s カスタム

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色々年始の行事が終わったので、さっそくカスタム化に取りかかる。

先ずは筐体内部を磨き込んでみた。写真左側がノーマル。右側が磨き中。

音の触れる部分のバリを取って滑らかになるように磨いた。鏡面仕上げまではできなかったが、かなりスムーズになった。

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今回は、ドライバ背面から音を聴くという、かなり特殊な筐体なので、できるだけそのまま使う。

せっかくなので、筐体の外側にも磨きをかけた。写真左側がノーマルで、右側が磨き中。完全鏡面仕上げを目指してみた。「鏡面仕上げにすると、表面の硬度が上がる」と、昔何かで聞いたことがあるが、まぁ、磨きを入れるとジュエリー的に輝いて気分がよい。

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カナル部分は、カットして使用した。ねじ込み式なので、使い勝手が良い。

写真にはないが、音が入る側のは少し拡大して、音がスムーズに入るようにした。

こういう細かな部分の作り込みが、音を改善してくれると良いのだが。。

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特別なことは何もなく、シェルに入れ込んだ。

鏡面仕上げにしたが、大半は隠れてしまう。まっ。自己満足って事で。

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フェイスプレートを付けて、使えるようにした。今回は錘の追加はなし。

磨き込んだステンレスの筐体がキラキラして、なかなかかっこいいと思う。

 

 

さて、出音。バーンインは3時間程度。

なんとも不思議な音がする。とても不思議。

まるでスピーカーの背面の音を聴いているようなエッジの丸さと、空間の広さがある。一方、解像度は高くないのだが不足もしない。高音も不足しない。

極高音は出ていないが、高音はパリッとしている。中域は決してこもらない。前後方向に広がる感じ。低域の締まりは強くないが、山がしっかりわかるので不快感はない。

このエッジの丸さを許せるなら、前後の空間が広く大変面白いと思う。

 

とても面白く、楽しく聴けるのだが、布団の中で小型スピーカーを聞くような、筐体のどこかにフェルトを仕込んでいるような。。そんな感覚がある機種。

「柔らかい音」を探ろうとしている今の私には、大変示唆に富む内容だった。

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さてと。今日から岡山だ。

西日本豪雨災害の対応業務。

正月、現場は大丈夫だったかな?とても心配だ。

 

 

 

レジンの劣化について

3年半ほど前に組んだイヤホンを久し振りに触ってみた。

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なんと、フェイスプレートの辺りがべとついていた。

(T ^ T)

一部のゴム製品が経年劣化でべとつくのとそっくりな感じ。

写真左側のイヤホンをアルコール系のウエットティッシュで拭くと、手触りが良くなったが、曇ってしまった。。。

 

カナル部分などの他の部分は、べとついていない。UVライトを当てた時間の短いフェイスプレートの部分のみがべとついている??

照射時間によって、劣化に差が出るのかもしれない。

また、作成後2年くらいのものは、べとついていない。

 

んー。作り方を考えないといけないな。完成したら、一旦、2、3時間焼くべきなのかな?

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実家に帰ってきた。

今年は雪深い。

静かな年末になりそうだ。

 

RHA T10 凄まじい。

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お得なジャンクプライス。

5ミリクラスのドライバには無い、低音の力強さが欲しくなっていたのと、なんとなく安かったので購入。

T10は、ノズルを交換することで、音の特性を変えられるらしい。その辺りの仕掛けもみてみたい。

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カッコいいノズルが、3種類。カッコいいプレートに付けられている。

きっと、内径や長さなどが違っているのだろうととても期待した。

が、、、なんと!ノズルは3種類ともサイズは全く同じ。中に詰められているスポンジの量が違うだけだった。

こんなしょうもないチューニングか。。

ただの「売り方」だったようだ。

(T ^ T)

 

 

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気を取り直して、修理に取りかかる。

右耳は、完全沈黙。左耳だけを聴くと意外なほどいい音がしてる。締りが良くて力強い、筋肉質な感じかな?結構気に入った。

 

先ずは右耳のドライバが生きている事を確認するため、イヤホンに近い所でケーブルを切断。

だが、4本もケーブルが通っている。

色々試したが、まだ音は聞こえず。断線箇所はもっとドライバ寄りのようだ。

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仕方なく、筐体の分解に着手。

RHAは、分解難易度が高いことが多い。そもそもステンレスなので破壊も難しい。

だが、T10は、写真の場所をこじってやると、簡単に分解できた。

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分解して驚いた。

なんと、ドライバが逆についている。写真下側の銀色のパーツの中の黒い部分。その後ろがカナルにつながっている。そこが音の出口。

このままだと、ドライバの背面から出る音を聴く事になる。

誰かが、間違えて組んだのではないかと、結構真剣に疑ってしまった。

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念のため、健全な音のしている左耳も分解した。

こちらも右耳と同じ向きにドライバがついている。。。間違いではなかったようだ。

凄い!こんなの見たことない。結構感動した。

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一般にドライバ背面からの音は、モアついて輪郭が曖昧になり、聞いていられないものだと思うが、敢えて逆に付けてある。

余程研究しないと、なかなか使えない方法だと思う。凄まじいな。。。

きっと、ドライバそのものは高音寄りの高解像度なものなのだろう。。。

 

RHA。凄いな。

 

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そんな訳で、今回は筐体をそのまま利用してカスタム化する。

せっかくの「ドライバ背面の音」を堪能したい。

 

また、予定外に新作を作ることになってしまった。まっ。めちゃ楽しめそうだ。

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2018年 「材料イヤホン」ベストバイ

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今年は本当にいろんなイヤホンを買った。ジャンク品が大半だが、そんな中で特に気に入ったものを紹介したい。

 

uiisii BA T8s

cat walkさんのブログを見て即買いしたもの。

適当に組んだだけなのに、最近出番がとても多い。

BAドライバが入ったハイブリッドは、ギスギスした印象だが、こんなに自然に聴けることにとても驚いた。

ノーマルでは「柔らかい」印象が強いが、カスタム化するとエッジが立って元気になる。それが良いか悪いかは好みによると思うが、私はかなり気持ちよく聞けている。

 

安くて、カスタムイヤホンとして組みやすい。そして何より音がいい。

と言うわけで、2018年のベスト「材料」イヤホンとしたい。

 

暇な時用に、また買っておこうと思う。

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ユニバーサル12 まだまだだ。

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色々試行錯誤して音がまとまってきた。

背圧を変えたり、カナル先端部をけずったり。。

普通に聴けるのだが、ふつうーーーーのイヤホンでしかない。カスタムイヤホンに慣れた耳には全く刺激的ではない。(T ^ T)

出音は、E3000カスタムと同系統の音色なのだが、まず、音が遠い。艶めかしくない。。左右の分離感や解像度も足りていない。空間も狭いかも。

確かに、こんな音色なのだが、こんな感じ方の音じゃない!

 

イヤピースを取っ替え引っ替え。小さめのイヤピースで、耳奥にねじ込むと少しニュアンスが出てくるが、まだまだ足りない。

 

こりゃ、イヤピースも本気で考えないといけないな。。。

ユニバーサルイヤホンを作ると決めた時に、カスタムイヤホンの「完璧な密着」を捨てることで、ここまで音が変わってしまうことを認識できていなかった。

 

でも、負けないぞ。自作イヤピースで挽回してやる!

( ̄^ ̄)