お得なジャンクプライス。
5ミリクラスのドライバには無い、低音の力強さが欲しくなっていたのと、なんとなく安かったので購入。
T10は、ノズルを交換することで、音の特性を変えられるらしい。その辺りの仕掛けもみてみたい。
カッコいいノズルが、3種類。カッコいいプレートに付けられている。
きっと、内径や長さなどが違っているのだろうととても期待した。
が、、、なんと!ノズルは3種類ともサイズは全く同じ。中に詰められているスポンジの量が違うだけだった。
こんなしょうもないチューニングか。。
ただの「売り方」だったようだ。
(T ^ T)
気を取り直して、修理に取りかかる。
右耳は、完全沈黙。左耳だけを聴くと意外なほどいい音がしてる。締りが良くて力強い、筋肉質な感じかな?結構気に入った。
先ずは右耳のドライバが生きている事を確認するため、イヤホンに近い所でケーブルを切断。
だが、4本もケーブルが通っている。
色々試したが、まだ音は聞こえず。断線箇所はもっとドライバ寄りのようだ。
仕方なく、筐体の分解に着手。
RHAは、分解難易度が高いことが多い。そもそもステンレスなので破壊も難しい。
だが、T10は、写真の場所をこじってやると、簡単に分解できた。
分解して驚いた。
なんと、ドライバが逆についている。写真下側の銀色のパーツの中の黒い部分。その後ろがカナルにつながっている。そこが音の出口。
このままだと、ドライバの背面から出る音を聴く事になる。
誰かが、間違えて組んだのではないかと、結構真剣に疑ってしまった。
念のため、健全な音のしている左耳も分解した。
こちらも右耳と同じ向きにドライバがついている。。。間違いではなかったようだ。
凄い!こんなの見たことない。結構感動した。
d( ̄  ̄)
一般にドライバ背面からの音は、モアついて輪郭が曖昧になり、聞いていられないものだと思うが、敢えて逆に付けてある。
余程研究しないと、なかなか使えない方法だと思う。凄まじいな。。。
きっと、ドライバそのものは高音寄りの高解像度なものなのだろう。。。
RHA。凄いな。
そんな訳で、今回は筐体をそのまま利用してカスタム化する。
せっかくの「ドライバ背面の音」を堪能したい。
また、予定外に新作を作ることになってしまった。まっ。めちゃ楽しめそうだ。
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