自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

BAドライバ研究①

さて、相変わらず物凄く忙しかった。

真夏の設計納品ラッシュ。いやークタクタだ。

記事の更新もサボっていたわけだが、この間に考えていたことなどを雑記的に。

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オルトフォンである。BA単発機。少し前にカリクスさんから頂いたもの。

BAドライバ、しかも単発でそこそこ高音から低音までカバーできるものを探していた。

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金属筐体でものすごく硬かったが、分解。白色の部品を外すのが難しい。ドライバ背面のハンダに変な力がかからないように慎重に。。

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BAドライバは、よくある四角いものではなく、円筒状のものだった。

以前、類似のものを試したときには、BAというよりダイナミックドライバ的な音が出たと思う。

今回は使わないでおく。また今度使ってみよう。

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仕方ないので、以前気に入って集めていたBAを使うことにした。

ノウルズの30262。たしかPHILIPSのイヤホンの中に入っていたものだと思う。

蓋が外れているが、これは今回わざと外したもの。硬くて少し苦労した。

 

そもそも、BAドライバは高音が弱い。数年前はBAではハイレゾ帯域の高音はほとんど出ないと言われていた。実際、良質なダイナミックドライバと比較してみると差が明確に感じられる。

例えば、final A3000のノズル付近のスポンジを外した状態でBAドライバ機と聴き比べると、ものすごく違うことがわかると思う。プレーヤーや聴くジャンル云々ではなく、出せる帯域が断然違う。

 

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理由はBAドライバの構造にあるとされていた。

ネットから借用した写真だが、振動部分から極小の空間を通って音が出てくる事がわかる。つまり高音域は大きく減衰する。

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これを解決するために、SONYは振動板の前面に音を出す穴を設けている。悪くないのだが、すこーしクセのある音になったと記憶している。

 

SONYももっと開口部を広くしたらいいんじゃね?的な発想で、今回、BAの蓋を取り払ってイヤホンを組んでみることにした。

ゴミの混入が想定されるため、長くは使えないだろうが、まぁ実験として。

 

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蓋を外したところ。

内部構造はわかりにくいが、コイルがみてとれる。

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さて、とりあえず出音確認。

ガサガサガサ。ノイズがめちゃ聴こえる。

どうやら分解の過程で壊してしまったようだ。。。

まぁ、こんなこともあるよね。

(T-T)

 

またそのうち、やってみよう。

 

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先日買った小型シンバルを使ってみた。スプラッシュが多いのはなかなか面白い表現ができ、ご機嫌だ。

最近、ドラムの練習が楽しくてしかたない。時間があれば練習したくなる。イヤホンも作りたいが、暑すぎて有線で使わないからなぁー。

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