自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

BAドライバ考③

f:id:domingo55:20210901230743j:image

knowlesのrab32257×2発機。

磨きを入れて、チューニングを詰めてみた。

 

高域〜低域までかなり満足できるくらいのバランスで鳴らすことができるが、チューニングの幅が狭めで、ピンポイントを外すと途端につまらない音になる。

だが、ピントが合うとなかなか気持ちがいい。これ以上の多ドラ化が不必要に思えるほど、高級機に負けない音だと思う。

ただし、BA独特の味は残る。これは決して悪い意味ではなく、ダイナミックドライバとは違う味という意味。音の角が若干丸く、キンキンと攻めた音にはならない。このため、音数の多いアニソンなどでは、音が団子になる部分がある。

また、空間がダイナミックドライバのように広大にはならないのだが、必要な空間は確保されている感じ。前後の空間が狭いのかな?

一方で、音の粒は細かく独立していて、音源によってはかなりスッキリ聴ける。このスッキリ感はダイナミックとは根本的に違う味だと思う。

低音が豊かという意味ではなく、中域〜高域にかけても濃密で鮮明なダイナミックドライバに対し、音の角が柔らかくもスッキリしたBA機という感想かな。

 

濃密な音ばかりでは飽きてしまう。スッキリ聴く良さもある。などと考えつつ。

もう少し攻めた構成のイヤホンも検討してみたいと思う。

 

(あ。上記の感想はsp1000で聞いた場合。iPhone

Bluetooth接続で聴くと、普通に良くなかったた。。。)

 

 

 

さて、BAも組み方によっては、なかなかだと思えるようになってきたぞ。d( ̄  ̄)