左、ATRカスタム。
右、B30カスタム。
dreamやex1000 のカスタムを聴くと、一段劣って聞こえてしまうが、全然悪くない。
千円程度のイヤホンがベースとはとても思えないくらいの音が出ている。チューニングが進んできたので再度まとめてみる。
①ATRカスタム
音質の傾向がIE800に近い。追い込んでいけば、IE800にもっと近づけるのではないかと思う。ドライバの径が近いから基本性能が近いのかな?
現在は、低音が少ない。ドスーーンと沈み込む感じが少ないかな。音導管と背面の作り込みで増やせるとは思うが、中〜高音のクリアさが減る可能性もあるので、塩梅が難しい。
低音の得意なすこし大きめのドライバと組み合わせてみるのも面白いかも。。
②B30
cat walkさんのブログで「階層表現力」という言葉が使われていることがある。何のことかわからなかったが、B30カスタムとATRを聞き比べて思うことがある。
低音がドーンと沈み込む時、平面的なドライバだと下方向に空間が広がるだけ。だが、一部のドライバでは「階層」が見える。まるで、大きな建物の吹き抜けから下を覗き込んだ時に、各階の様子がわかるような感じ。
(写真 東京駅前 KITTEビル)
ベースのいる階、バスドラのいる階、低いタムのいる階など。。
下方向には、単一に落ちて行くドライバもあれば、階層を伴って落ちて行くドライバもある。
そういう事かな??d( ̄  ̄)
B30カスタムでは、中〜高域はそんなに高スペックな鳴り方ではないが、それでも十分、「いいところで」気持ちいい。そして、低音の階層がいい味を出している。これはなかなか、クセになると思う。
対して、dreamカスタム とか、ex1000 カスタムではどうなるかというと、階層が低域だけにとどまらず、中〜高域にまで及ぶ。確かにめちゃ気持ちいいのだが、、、、この階層間の整理がとても難しいと思う。
つまり、ベースの階層は中央にいるが、本来中央にいるはずのギターの階層は右によったり。。ギターを中心にチューニングすると、今度はスネアが左に寄ったり。
一つ目の曲でチューニングがあっても、別の曲に行くとまた、階層間でバラバラになってたり。。まぁ、この階層間のバランスを整える作業を先日は「ピントを合わせる」という表現で記載したのだが。。d( ̄  ̄)
チューニングは地味な作業だ。写真に撮っても、変化が感じにくいので、ブログにも書きにくい。でも、少しづつ進んできたかな?
気づけばゴールデンウィークも終わり。天気が良かったが、クタクタになったな。