自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

たぶん3号機⑤

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クリエイティブのEP-AVNAIR。

この子も解体した。

やはり大口径のドライバの低音力はとても魅力的。

BAと組み合わせる事で、思い切った使い方ができると思う。

 

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但し、クリエイティブのドライバは背面の穴が多すぎるため、シェルに入れる前に塞いでおいた。2つだけを残し全閉とした。

 

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BAの背後の穴も確認。

細かいところだが、全てのドライバの穴を確認しておいた。

こういうところで失敗はしたくない。

あとは、慎重に組み込むだけ。。

 

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前回と配置を少し変えた。

TWFKは、カナル出口付近に配置して、さらに音導管を太くした。

対して、ダイナミックドライバ用の音導管は細くした。音の透明感アップを狙ったのだが、うまくいくかな?

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組み上げてレジンで固定した。

ドライバの位置に変化をつけたので、レジンを入れるのがかなり難しかった。

今回は失敗せずにできたと思う。

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大型のダイナミックドライバを使うため、今回は予めオモリを入れておいた。RHA T20の部品を加工してオモリにした。ちょっとカッコいいかな?

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さて、出音確認。

毎度のことながら、1発目の音出しはかなりドキドキする。今回は無事に左右の音が揃っていた。作業の失敗は無さそうだ。

やれやれ。(*´꒳`*)

 

出音は、TWFKらしい高音がかなり大きめ。そりゃ、これだけカナルの出口付近に配置するとそうなると思う。だが、刺さる事は一切なくいい感じで気持ちいい。他のドライバでコレをやると刺さりまくっていたんだろうと思う。

 

さて、現在はダイナミックドライバの背面の穴を全て塞いでいる。少しづつ解放させてみて、いい塩梅を探りたい。

うまくいくかな?

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星の滴 レビュー

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とうとう太陽の滴が手に入りにくくなってきた。

そこで、後継である「星の滴」を使ってみた。

臭いは若干柔らかく、粘度も少し低い。

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着色の塩梅は変わらず。濃い目の色も作りやすかった。

ただし、気泡が入りやすい。一度入った気泡が抜けにくい感じかな。大きめの気泡は簡単に抜けるのだが、細かな気泡がやっかい。最後まで抜けなかった。

 

一方で、ライト照射後の硬化時間は短くなっている。表面のベタつきが早くなくなるので、感覚的には太陽の滴の半分くらいの時間か。

これは大きなメリット。作業が早く進む。

 

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そして、1番の違いが「硬さ」。

切り刻んでみると分かりやすいが、太陽の滴に比べて、硬化後のレジンが粘る。

太陽の滴は、ニッパ等でチカラを加えると、限界以降は弾け飛ぶ感じで、一気に破断した。

一方、星の滴では素材が柔らかく、弾け飛ぶ事は少ない。〜粘り感が全然違う!〜

おそらく、この硬さの差は音に与える影響はかなり大きいと思う。つまり、太陽の滴では音が高くなり、星の滴ではそれに比べて、音が低くなる。解像度感も落ちるだろう。

まぁ、比較視聴した場合に気付くレベルだと思うが、注意して作業したい。これまでの感覚で使うと、ちょっと困りそう。

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あと、硬化による「縮み」は今のところ感じていない。縮みは、かなり心配していたが、そんなに気にならないレベルでとりあえずは安心した。

 

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最後に「黄ばみ」について。

写真は数年前の作品。見事にめっちゃ黄ばんでいる。黄ばみと同じく、表面のベタ付きが発生することもある。

これはまだ分からないが、追って報告したい。黄ばみが少ないのをセールスポイントにしているので、改善されていると信じたい。

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まぁ、とりあえず星の滴に切り替えかな。

ちこっと高いけどね。

 

 

 

 

 

 

 

BAドライバ〜多ドラ化について。

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最近、ハイブリッド機が連続している。

BAドライバの利点は、解像度感が出しやすいところ。解像度の解釈は色々あると思うが、ダイナミックドライバに比べて音が「連続していない」という意味で、音の輪郭が掴みやすい。

これは、メリットでありデメリットだと思う。細かい音の輪郭が掴みやすくなる反面、抑揚感が若干少なくなる。

ハイブリッド機にしてもその傾向は変わらない。BAを高音域に使う事で、高音域の音が掴みやすくなる。

 

また、BAを使う事で多ドラ化が図りやすい。

多ドラ化にはどちらかと言うと否定的だったが、高音域〜低域の音のバランスは整えやすい。

もう少し高音が欲しいなとか、もう少し低音を締めようとか、、、調整がお手軽にできるのは楽しい。

ダイナミックドライバ1発でも全く不足しないのだが、多ドラ化すると調整しやすい。それだけかな。

あと少しBAドライバやってみようと思う。

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ところで、写真のXBA-H3と3号機の比較について。

BAドライバのキャラクターの差が明確に出ている。

H3は、ハイレゾ対応を謳っているだけあって、高音域が結構上まで出ている。そのため、上方向の空間を広く感じられる。

対して3号機は、knowles TWFKのキャラが強い。そんなに上まで伸びるわけでは無いが、決して刺さらない範囲で高音域を強めに意識させてくれる。この強めな高音は、強めの低音に組み合わせても負けにくく、思い切って低音を出してもバランスしやすい。

BAの差って結構感じやすいな。チューニングの幅も少ないけどね。

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ドライバのチェック用の配線を作り直した。

クリップ部分は軽い方が使いやすい。そのため、ギリギリまで軽くしたつもり。

ケーブル部分は、今までにバラしたイヤホンの部品。茶楽音人のケーブルが抜群に使いやすかった。柔らかく絡まりにくい。そして、分解後数年放置していたが、全くベタつきが無かった。

これで、作業の効率アップになるかな??

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たぶん3号機④

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なかなか低音のコントロールがうまくいかない。

その後、色々試した挙句、100均イヤホンを改造した時の手法と似た事で完成となった。

音導管を一旦、完全に閉塞させた後、ドリルで0.5ミリ程度の穴を開ける事で低音量を調整した。

今回、なんでこんなにダイナミックドライバからの音が左右で揃わなかったのかはわからなかったが、今後の良いアイデアになったと思う。

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だが、まだ低音が偏ってしまう。。。。

んーーー。作り直すかな??

 

 

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はい。解体しました。

細部を見直して組み直すつもり。

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100均アイティムは、結局ボロくて使いづらいのだが、このピンセットはとてもいいと思う。先端が細くて、でも力が込めやすい。

久しぶりのヒットだった。

 

 

 

たぶん3号機③

出音を確認。

まず、中域から低域にかけて、ボアボアする。

ダイナミックドライバの背面の穴を開放している場合の典型的な音だと感じた。

この穴は全て塞いで音を確認した。しかし、まだ低域の解像度が不足する。ボアつくというより何か根本的なバランスが悪い。

 

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そこで、ベアリングを追加した。

ベアリング球は一個あたり0.5グラム。低域を調整する場合は2グラム以上必要と感じているため、4個追加した。結果、ボアつきはかなり改善された。

シェル内の空き空間に配置した。

 

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しかし、まだ透明感が不足する。

高音用BAの音導管を取り外すことにした。

が、、、途中で切れてしまった。。

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仕方ないのでシェルをくり抜き、摘出した。

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音導管は、再度パイプを挿入して復旧。

穴埋めには、セリアの百円レジンの青色を使ってみた。まぁ、そんなに違和感ないかな。

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だが、まだ低域の解像度が不足する。

セェルの中にかなりレジンを追加した。

ダイナミックドライバが半分、没してしまうくらいかな。

やっとで、かなり改善した。

コレで音のバランス自体はかなり良くなった。

 

だが、ベースが右耳に偏る症状が残った。

色々試したが、なかなか効果が得られなかった。以下、試したこととその結果。

 

・片方のみダイナミックドライバ背面の穴を拡大。

→効果は感じられるが、改善までは至らない。また、穴を大きくしすぎると、中域も出てきて全体におかしくなる。

・低域の音導管、カナル出口部分を拡大。→効果はあるが、改善に至らず。

・高域用BAのカナル出口を拡大。→今回は効果すこしだけ。

・断線を疑い、ダイナミックドライバの配線を追加。→効果なし。

・中域用BAの背面音抜き穴、拡大。→効果すこし。改善に至らず。

・各ドライバの音導管を延長し、出音を左右で比較。→なんか、差がわからない。ドライバが動いている事は確認できた。

 

 

ここまでやって、解決に至らず。。。

低音ダイナミックドライバ用の音導管出口を一度埋めてやり直すことにした。

だが、コレが効果あり。。(プラシーボが入っていると思うので、時間を置いて再確認する必要あり。)。

レジンで、ダイナミックドライバ用の音導管の内面を少しづつコーティングして、内径を細くする事で対応した。。

 

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やれやれ、やっと出口が見えてきた。

(*´꒳`*)

 

 

 

たぶん3号機②

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悔しかったので、どうにか修復を試みることにした。

先ずは、配線をつなぎ直すために、シェルを部分的に割った。

上手に割れれば、うまく修復できるはず。

んー。まずまずかな。(@_@)

 

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続いて、レジンの侵入した音導管の取り外し。

無理に引っ張って、パイプが切れてしまう。また、レジンがBAの中に入ってしまっていてもおしまい。。。

写真は音導管のみ引き抜いた状態。かろうじてうまくいった。パイプの先端部にレジンが入り込んでいるのがわかる。

新しいパイプを挿入して復旧してやった。

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どうにか復旧させることができた。

割った箇所はやはり、少し汚いな。まぁ、磨き込む段階でどうにかしてみよう。

ダイナミックドライバの前面の音抜き穴には、透明のフィルムを貼ってレジンの侵入を防いでいる。穴が見えていい感じだと思う。

 

さて、チューニングに入るかな。

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たぶん3号機①

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数年前、カスタムイヤホンをつくりだして、初めて作ったハイブリッド機。

多分、3つめ位に作ったものだと思う。

今聞き直してみると、意外に悪くない。

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14ミリの大型ダイナミックドライバに、オーディオテクニカのイヤホンから取り出したBA。TWFKも使っている。

オーディオテクニカは、多分、ATH-CKB50だったと思う。一般的な中域用BAより大型で、低音が出そうな雰囲気。

特にTWFKは、音導管を3センチ程度ととても長くしている。効果は分からないが、確かJHオーディオの真似をしたのだと思う。

 

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分解。

心配した破損もなく、無事に取り出せた。

ダイナミックドライバは、シャープかなにかの古いオンイヤーイヤホンから取り出したモノ。14ミリあり、特に背面に強烈に音抜き穴が空いている。古い設計のイヤホンによくあるタイプ。

この手のドライバは、中域が強烈なことが多いが、コレはそれほど中域が強いわけではなく、空間が広い。悪くないので、このまま使うことにする。

 

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新しいシェルに入れた。

BAは、出来るだけカナル出口に近づけている。

音導管は下記の通り。

ダイナミックドライバは、2ミリ。

中域用BAは、内径2ミリ。

高域用BAは、内径2.8ミリ。

基本的には、高音用は太く、低音用は細い。

 

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慎重に位置を決めて、レジンで固めた。

が、、、配線が切れてしまった。

この位置で配線が切れると、半田付けできない。

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更に、音導管にレジンが入り込み、閉塞してしまっている。。。

 

大失敗(T-T)

現時点では解体するしか直し方が思いつかない。

今夜は、フテ寝決定だな。。。。