自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

チューニング2

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現在のメイン機、answerカスタムにも音抜き部品を取り付けた。

グッと空間が広がり、低音も増えた。だが、低音の雑味も出てきたな。もう少しだけ穴を小さくしようと思う。0.5ミリくらいかな。

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IE800カスタムにも同様に取り付けた。

空間は元々かなり広かったので、あまり変化なし。低音の沈み込みが増えた。

この子は、この位の穴の大きさで良さそうだ。

また、高音域が右に偏っていたのだが、左耳のカナル先端をほんの数ミリだけ拡大すると、高音域が綺麗にセンターになった。

 

チューニングメニューが増えてきたな。

d( ̄  ̄)

チューニングでもかなり音は変えられる。ポイントはカナルの先端部分とユニットの背圧コントロール

チューニングは、失敗してもレジンで修復可能だから、かなり楽しい。

 

 

ユニバーサルイヤホンでもイロイロチューニングできるはずだが、皆さんあまりやらないな。

また、100均イヤホンの記事でも書いてみるかな。d( ̄  ̄)

 

チューニング

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今年になってから作ったダイナミック多ドラ機。

作った当初は低音が若干ボワついて失敗したと思っていたが、1ヶ月くらいたってふと聞き直してみた。

見事に低音のボア付きが消えていた。

(>_<)

5ミリダイナミックドライバのキャラがよく出ていると思う。解像度が高く、反応性が良い。だが、決して薄くない。

その音に10ミリダイナミックドライバの低音がうまく乗っかって来てくれる。ネットワークなど一切なしだが、今の段階ではかなりいいと思う。answerカスタムなどには、それでもまだ音の厚みや透明感で及ばないが、いい感じではある。

但し、注意して聞くと、高音が若干ザラつく。

サラサラとはしていない。これが悪いことかは分からないが、IE800などと比べると洗練さで劣る。

少し鳴らし込んでみようかな?!

フェイスプレートを外してチューニングしようと思っていたが、当面保留ですな。

 

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ダイナミック一発機2つ。

ダイナミック多ドラ機が、レジンの硬化に伴って音が締まら、少し減るのに対し、一発機は低音が増えると感じる変化がある。

左がサウンドピースB30

右がKZのATR

カスタム化は同じような手法で作ったが、見事にものすごく音が違う。

ATRはいい音なのだが、中域にとても特徴がある。若干特定の音が響く感じ。これはこれで悪くないのだが独特の味だと思う。

対してB30は、半年くらい前に組んだが、いまだに音が変わっていっている。全体にとてもいい音で変な癖を感じない。だが、柔らかいというか、とても落ち着いた響きを持っていると思う。ATRよりも洗練されているかな。

当初は緩めな低音が程よく出ていたが、その後、暴れるほど出ていた。現在は暴れがなくなり締まってきた。とても良いバランスだ。

両機とも、もうしばらく様子見。

d( ̄  ̄)

 

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intimeの2つ。

B30や、ダイナミック多ドラ機を聞いた後に聞くと、音の豊かさに驚く。次元が違う鳴り方をする。

手前の青い方が、intime 渡部さんのドライバ機。すこし聞こえない領域の高音が強く、耳が痛かったが、グミレジンをほんの僅かの量、VSTの金属部分に着けてみたら、全く良い感じに豹変した。answerやIE800とは音の方向性が全く違う。空間は広いが、太めの音が手前にどんどん出てくる感じ。

これはこれで、ずっと聴いていたくなる。

奥の少し緑ががった方が、煌カスタム。

渡部さんドライバと音の傾向は似ているが、低音の出方が違う。空間的な広がりも少し少ないかな。この差は、僅かなのでどちらを使ってもいいなと思う。だが、チューニングで遊ぶと全く違う音色になると思うので、違う方向性に振ってみたい。

 

 

 

今日のチューニングは、intimeカスタムをすこしいじった程度に収まったが、まだまだ他のイヤホンでも遊べそうだ。

だが、音の気持ちよさには差がついてきた。当面は、intimeカスタムと、answerカスタムを使い分ける事になりそうだ。

d( ̄  ̄)

 

 

次回作は、、

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answerカスタムを作り直そう。

もう少し、低音を出すのと、空間を広げたい。

あと、見た目がイマイチなので、少し金属の磨きをやってみようと思う。

 

今日は、IE800カスタムも久しぶりに使ってみたが、なんだか左右のバランスが悪い気がした。この子も作り直しだな。。

 

作るたびに新しいアイデアが浮かんでくる。

きっと、answerとIE800は何度か作り直すと思う。

(>_<)

 

 

今日はガッツリ仕事だった。

年度末だなぁ。倒れなきゃいいけど。。

 

 

振り返り モチベーション

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ここ一年で作ったものを主体に並べてみた。

右に行くに従って、良い音がすると思う。

下の段はダイナミックドライバ。

上の段はBA主体のハイブリッド。

 

右から、

①ditaのanswerカスタム。ダントツのお気に入り。

 

ゼンハイザーのIE800カスタム

answerより自然な音。

 

③intimeカスタム。

チューニングに合わせてじわじわと良くなってきている。まだまだ、いける。d( ̄  ̄)

 

④上段BA10発ダイナミック一発ハイブリッド

低音をとても太くはしているが、それでもやはり、線が細い。解像度はダントツ。

 

⑤キラ

answerとは傾向の違ういい音。

だが、渡部さんの音からはすこし離れてしまったかもしれない。

 

⑥ダイナミック6発プラスTWFK

なんとも言えない柔らかさ、低音の沈み込みがある。解像度も結構いける。

 

⑦上段、ZS5カスタム

低音が抜けてしまったと感じていたが、answerのケーブルとは結構合う。

中域が強く特徴がある。中域あたりの空間が意外に広か気持ちいい。

 

⑧B30カスタム

シングルダイナミックなのに、結構素晴らしい。ただ、今のチューニングでは低音がすこしボワつく。少し低音をしぼるかな?

 

〜まとめ〜

③のintimeカスタムでかなり頑張ってみた。だがanswerやie800カスタムを抜かすまでには至っていない。当初考えていたよりも調整ポイントが沢山あり、その考え方も難しかった。正解がなかなか見つけ出せない反面、ハマるとすごく楽しいと思う。

 

逆に10万円クラスのイヤホンを比較的そのままカスタム化するとかなりいい音が得られる。耳の形を考慮しながら慎重に位置ぎめさえできればたまらない音が出てくる。しかも、ある程度音の調整も可能だ。answerでは音の広がりや高音を強化することができた。

また、10万円クラスのイヤホンのカスタムを聴くと、BA多ドラ機にあまり魅力を感じにくくなった。音の繊細さや解像度、拡がりなどいろんな指標はあるが、単純に気持ち良さが全然違う。

じゃあ、なぜメーカーがダイナミックのカスタムをあまり出してこないのか?それは、位置決めが難しいからだと思う。ユーザーにより耳の形は大きく変わる。その変化を製品として一般化するのはかなり難しいと思う。

BA機では多少荒い作り込みでもアラに気付きにくい。ダイナミック機では少しの差で大違いとなる。それだけ、ダイナミック機では音と音の間に空気感が残っているように思う。それが完成した音を聞いた時の楽しさに直結しているように思う。

あ。但し、安いイヤホンのダイナミックドライバでは、なかなかBA多ドラ機は抜かせないけどね。(>_<)

 

じゃあ、安いイヤホンで至極の音を出す方法が無いかというと、、、色々な設計者がおっしゃる通り、ダイナミック2発程度で突き詰めて行くのがいいのではないかとおもう。

苦労してイヤホンを作るなら、今持っているイヤホンよりいい音が出るものを作りたい。モチベーションを維持するには必須だろう。

 

answerカスタムをどう超えていくか。

難問だな。d( ̄  ̄)

 

 

 

intimeカスタム 調整2

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この子は感度がいいのか、ケーブルによってもとても音が変わる。

オーグラインが合っていると感じて、オーグラインで調整している。

この子でオーグラインを使うと、銅線に比べてドスーンと沈み込む。

(・・?)

相性なんだろうな。これもまた、難しい。。

 

結局、フェイスプレートの金具の中心には0.5ミリの穴で落ち着いた。

①金具を取った状態

3ミリ程度の穴となる。低音がものすごく出るが、中域〜高域の乱れは少ないレベル。

 

②金具を取り付けただけの状態

①に比べて低音が減り、中域〜高域が引き締まる。低音も引き締まる。まだ少し中域の刺激が物足りないというか、透明感が欲しい。

 

③金具の穴をレジンで塞いだ状態

中域〜高域がみずみずしくなる。部屋で聴くにはベストだと思うが、外で聴くにはもう少し低音がある方が好み。

 

④0.3ミリの穴を開けた状態

低音が増えるが、あと一息!

 

0.5ミリ

④より低音が3割増しの感覚。

今回はこの位がベストだと感じている。

穴の大きさは簡単に変更できるので、当面はこの状態とする。

 

また、不思議なことに、フェイスプレートの穴を試し出してから、高音が右耳に偏る症状が無くなった。

あくまで仮定だが、シェル内の空気量が影響しているのかも知れない。一応、左右の空気量は意識してはいるが、計測していないので、きっと揃っていない。

空気量は、重量で管理する位しか思いつかないな。d( ̄  ̄)

 

羽生くんおめでとう

2度目の金メダルおめでとう!

「イヤホン好き」ということで、普段はテレビを見ない私も、熱心に応援してしまった。

 

怪我、痛みを乗り越えての優勝。そこにはとても感動したが、加えて、彼の発する言葉が、自分の立場や求められているものをよくわかっている事に驚いた。

普通の彼と同年代には、なかなかあそこまで「配慮した」言い回しはできないと思う。

世界のトップに立つと言うのはそういうことなのかもしれない。

 

いつかは私も、彼のイヤホンを作れるようになってみたいものだ。d( ̄  ̄)

intimeカスタム 調整1

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いよいよ微調整に突入。

結果から言うと、難しすぎ。

ユニットを前後させられる仕様としたが、これだけでもめちゃくちゃ難しい。

コンマ数ミリ動かすだけで音が激変。

フェイスプレートを付けても激変。

音抜きの穴でも激変。

(T . T)

 

調整のテーマは下記とした。

①低音の強化

微調整の開始時は低音が少なかった。フェイスプレートを外した段階でめちゃくちゃ多くなって解像度も下がった。

ユニットを前後して、少し減らした。

②高音を減らす

VSTの影響か、高音は刺さる訳ではないが耳が痛くなった。これは聞こえない領域の高音のバランスが悪いと判断した。

③左右のバランス

どうしても高音が右に寄ってしまう。

左耳のカナル先端部をすこし広げてやることで改善した。

 

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ユニットを前後させてバランスの当たりを付けてから、僅かな隙間をグミレジンで塞いでやった。敢えてグミとしたのは、外しやすさを狙ったため。これだと接着剤よりも外し易いはず。

ユニットと筐体の僅かな隙間に入れてやると、低音がものすごく増えた。

もう少しユニットを前にしておくべきだったかもしれない。

 

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フェイスプレートをつけた。やはり音が劇的に整理される。

フェイスプレートには模型用のアルミパーツを付けた。この部分の中心に僅かな穴を開けて、調整するつもり。

 

かなりすったもんだして、やっと聴けるレベルになってきた。、d( ̄  ̄)

本当に僅かな調整で音が激変する。

「今までの作品は何だったんだろう。」と感じずにはいられない。コンマ数ミリ単位で調整してやれば劇的にもっといい音になったはず。

 

現時点で煌カスタムにすこし勝てるレベルになってきたが、まだ高音が右に寄ってしまう。

(T . T)

近づいているとは思うが、なかなか正解が見えない。

今夜は、かなーーりふて寝です。

 

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弾丸のペンダントトップ?

革専門店で購入した。キーホルダーでもつくるかなー。d( ̄  ̄)