自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

時計ネタ SEIKO5続き②

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ノーマルの風防は、フラット。

光の写り込みが少なく、視認性は良いもののペタっとした質感になってしまい違和感を感じていた。

そこで、3ミリ程度のダブルドーム型に変えることにした。

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風防は、ノーマルΦ30ミリに対して、Φ30.2ミリと絶妙に大きなものが手に入った。

普通はつけられないのだが、私の場合は白色のガスケットを使わないので、ちょうどいい感じ。

ガスケットを使うとガラスの断面部に白色が見えてしまい、ちと格好悪いと思う。

写真は付け替えたところ。

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レジンで固定。

少しはみ出しているが、完全硬化後に擦るとはみ出した部分は除去可能。

風防が曲面になった事で全体の一体感がかなり出たのに加え、ガスケットが無くなったことの差をだいぶ感じる。文字盤の輪郭部の深みが出て、かっこいいと思う。

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写真は作業前。

ガラスの境界付近に白色が入ってしまっている。

 

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さて、時計も地味に増えてきたな。

フリマアプリとかで調達すると実際にはかなりお安く作れている。(私の場合、ちょっとリッチに部品を買っても数千円かな)

またそのうち作ってみよう。

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カーステ(ツイーターの交換)

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ノーマルのツイーターは、解像度が低く、イコライザーで量を増やしても上方向や奥へ空間が展開しない。また、音に包まれるような感覚が得られず、つまらないと感じたので付け替えることにした。

だだ、一般的なツイーターだと高音が強くなりすぎる可能性もあるため工夫が必要。

音量を調整するのは、抵抗等のネットワークを使う手法が多いが私は無しで行きたい。イヤホンと同じく、ツイータの角度や筐体の制振、音の出口の太さ等の加工でどうにかしてみたい。

 

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追加するツイーターは、アルパインのものをフリマアプリでお安く入手した。

表面がぼろぼろだったので、色を入れたり、磨いたり。スピーカー部は周辺にレジンを盛って強度を上げている。

 

試しに室内でノーマルと聴き比べた。

ノーマルとは驚くほど音が違っていた。解像度が上がりパキッと聴かせる一方で、高音のシャカシャカ感がない(刺さらない)。中域もノーマルより多い。そして、音量も大きく違った。ノーマルは音が小さい。

マグネットや振動板も大きく、見た目も悪くない。

 

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すぐノーマルに戻せることに拘りたかったので、カプラはノーマルのものを使用した。

ノーマルのツイーターは予備で買っていたので、配線を切断して音が出ないようにした上で、新しい配線をはんだ付けした。

ノーマルのツイーターは、振動板の部分にも接着剤がはみ出しており、かなり雑な印象。お安いイヤホンをばらした感じに似てる。

 

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こんな感じの部品に仕立てた。

こうすると、工具なしでポン付けできる。

フロントガラスの前の方なので、簡単に付けれることにこだわった。

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軽く置いてみた。

配線を隠して、両面テープで固定したら完成。

 

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こんな感じ。

暑さを避けるために夕方作業したから、すっかり暗い。

 

さて、出音。

解像度が大幅に改善された。心配していた高音過多な状態にもならず、そんなにバランスは悪くない。少し高音が多めかな?くらいの感じ。

ドアの制振の効果と合わせ、細かい音が感じられるようになったので満足度はかなり上がった。

空間表現も改善されたものの微妙。確かに空間は展開するのだが、整理されておらず、なにか違和感があるというか混乱を感じる。

楽器がバシッとひとつにならず、混在している分、空間が食われている感覚かな。

 

だが、打ち込み系のダンスミュージックをノリよく聴くのは問題ない。また、空間展開の楽しみを捨てるなら生バンドのJAZZがちゃんと聴けるようになった。走行中の騒音を考慮するとこの辺りが落とし所かもしれない。

使いながら、聴きながら、角度や制振をいじって楽しんでみたい。

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さて。

カーステには、あまり力を入れないようにしたい。

騒音の中で聴くので、そもそもかなり不利だし、本気で聴きたければイヤホンを使えば遮音性も最強になる。

あまりお金をかけずに、効果の高い部分をチマチマと触る感じかな。

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忙しくて余裕がなかったが、久しぶりに夕焼けを見た気がする。

すっかり夏なんだ。。

 

 

 

時計ネタ SEIKO5①

試験やら、仕事やらで今年の夏は落ち着かない。

久しぶりに材料が揃ったので時計を組んでみた。

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素材は比較的高年式のSEIKO5。

ノーマルだと金属ベルトはペラペラだし、文字盤の針は短いし。全く良いところなし。

こんな製品、売り出すか?というレベル。。。

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だが、ケースは面白い。

角ばっていて、ボリューム感があり、ベルトを着ける部分の幅も20ミリと広い。

ボリュームを活かしたデザインにしてみたい。

 

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分解は、もう慣れてきた。

サクサクと。。

針を変えてみた感じ。針だけでもいい感じ。

 

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色々試した感じで、こうなった。

ベルトは時間のある時、作り直そう。

写真は既製品。

腕につけると、ボリューム感があり悪くない。

いい感じd( ̄  ̄)

 

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ムーブメントは同じだが、ケースのボリュームで随分と感じが変わる。

これは、お気に入りにできそうだ。

 

また、少しづつ変えていこう。

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Bluetoothとイヤホン

夏になって、やはり暑い。

今年も屋外だと汗がすごい。

てな訳で、Bluetoothイヤホンに切り替えた。

BluetoothユニットはfiioのUTWS3。

後継機種が出ているが、そんなに使うものでもないので、取り敢えずそのまま使っている。

 

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イヤホンは色々試したが、ベイヤーダイナミクのxelento。

今年になってから作り直したので、私的にはソコソコチューニングが決まっている事になる。

 

ベイヤーダイナミックのxelentoは、sp1000で聴くと低音の音圧がすごい。低音好きの私でも、少し多いかなと感じるくらい。

音像は近くで展開する。鼻先が触れそうな距離でプレーヤーが演奏しているような感覚。解像度も高いのだが、音像が近すぎてその刺激の強さを素直に楽しめない。良いのは良いのだが、少し使い所に悩んでいた。ドライバを鼓膜に近づけすぎたのかもしれない。再チューニングが必要と感じていた。

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だが、これをBluetoothiPhoneで聴いてみると、ちょっとビックリする良さだった。

低音の力感が減り、音像が距離を空けて展開する。また、「このイヤホンってこんなに解像度あったんだ」と思わせてくれる解像度も気持ちいい。

なにより、音像が離れた事で全体の空間が広く展開し、没頭感が優秀。

Bluetoothは、高音質化が進んでいるとはいえ、基本的に音の劣化が気持ち悪く、未だに使えずにいた。特に音に力感が無くなり空間が濁るのが我慢できなかった。

でも、xelento+Bluetoothなら全然イケる。

やはり、イヤホン関係はチューニングの威力が大きいことを再確認した感じかな。

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久しぶりに阪大に向かっている。

年中行事の試験の日。

今年はうまくいくかな?

 

 

ビンテージ加工など

相変わらず忙しく、あまり作業ができていない。。。d( ̄  ̄)

 

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時計ネタ。

雰囲気的にこの文字盤のデザインは、ビンテージ調が似合うと感じた。

そこて、革用の染料を綿棒でチョンチョンと乗っけて着色してみた。

下の写真は作業途中のもの。このあともう少し綺麗にやり直した。

意外にいい感じになって、お気に入りかも。

 

時計は、文字盤と針の色調が微妙に違うだけでもすごく気になってしまう。

同じ黒、同じ白でも少し違うと、馴染まない。

この手法でそろえられるかな?

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長崎〜五島列島に行ってきた。

相変わらず遠かった。。。

 

 

ちょっと危機かも。

最近、聴いてて楽しい音楽が少なくなってきた。

コロナの影響かわからないけど、買いたい音楽がなかなか見つからない。

 

イヤホンやプレーヤーも、新製品はチェックしているものの、これ!って思えるものがほとんどなくなってきた。

ワイヤレスが主流になるにつれ、ホントに音質重視のモノに出会う機会が減ったような印象だな。

 

イヤホンを作る上では、どういう方向に向けて音を求めるのかのイメージが大切だと思うのだが、それも分かりにくくなってしまっている。

多分、解像度と空間表現を音楽として楽しめるように仕立てていくんだと思うのだが。。、出口はどこだろ??

焦ることはないとわかってはいるものの、ドキドキが欲しいなぁ。

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相変わらず、出張が多い。

五島列島まで行ってきます。

 

 

クルマ購入〜デットニング〜

クルマをかった。

まぁ、中古でそんなに拘らずに買った感じ。

前の車は、20年くらい乗った。物持ちがいいと言うかなんと言うか。。。 d( ̄  ̄)

 

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ホンダのステップワゴン。

足まわりがいい感じに硬く、高速の走行性能とかは大満足かな。スポーツカーが欲しかったのだが、利便性に走った車になったが、全然悪くない。

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カーステの音は想像通り、聴いてられない音。

イコライザーでいじってもいい感じにならない。低音〜高音のバランスも悪ければ、楽器は団子になるし、空間もボヤボヤ。

聴いてるのが苦痛になる感じ。正直、辛かった。

 

これまでは、TOYOTABMWニッサンと乗り継いぎ、カーステは自分でいじっていたので、ある程度のノウハウはあるつもりだった。

しかし、結局、ドアの防水が物凄く難しく、何年も乗ると、ドアの内部の腐食が激しかった。。。

そこで今回は、ちゃんとしたプロの方に依頼することにした。

 

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http://www.car-audio-stadium.net/

依頼したのはこちら。

大阪府の寝屋川にある、カーオーディオスタジアムさん。

綺麗な店舗で見やすく、店長が話しやすいのはもちろん、選んだ大きな理由は、音作りのセンスがとても良かったから。

変に低音や高音などを誇張したり、見栄えを狙ったような音ではなく、全体にバランスよく鳴らしながら、音の粒立ちや空間の描き方が特に綺麗で、私の聴く音楽によくマッチすると感じた。

特に、試聴機のフォーカルを使った音の出し方には多いに共感できた。

以前から、友人の紹介で出入りはしていたのだが、本気でショップ選びをしてみたら、やはり1番良かった。

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さて、依頼した作業はドアのデットニング。

作業には立ち会わなかったのだが、店長のご好意で写真を撮ってもらった。

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ドアの内張を外したところ。

防水用のビニールがプチルゴムで貼り付けてある。当然、音が拡散して変な感じになる。

当然、外すべきなのだが、個人的にはこのビニールを外すのがとても怖い。外してしまうと、かなり注意しても、水分の浸入を許してしまう。

 

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ビニールを外したところ。

サービスホールが巨大。というか、ほとんど穴だな。d( ̄  ̄)

前に乗っていたニッサンでも穴が大きかったので、MDFの板で埋めた。ステップワゴンは、さらに大きい。凄いな。これだとスピーカー背面の音がボアボアになるのもよくわかる。自分でやってたら、気持ちが折れてたかもしれない。

ちなみに、BMWはそこそこ小さかった。

 

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施工後。鉛やらのシートが全面に貼ってある。

ぱっと見でも細かなノウハウが散りばめられている雰囲気が感じ取れる。

サービスホール部分の細かな筋線だったり、ケーブル部の処理方法だったり、内張を固定する穴の周辺のカットラインだったり、とても丁寧な仕事だと感じた。特に圧着の完成度が半端なく、ドアパネルやケーブルの形が完全に目で追える!すごいな。

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シートを貼る塩梅や、重ねる枚数、スピーカー背面の処理方法などは写真からはわからないが、色々なノウハウが詰まっていると感じられた。

写真だけでも結構お腹いっぱいだ。

 

 

さて、出音。

一発目は流石にノーマルとは全く違う次元で素晴らしいのだが、そんなに感動するほどでもなかった。低音は適度に締まり、解像度も段違い。空間も整理されてめちゃ聞きやすい。

だが、楽器が目線付近、一直線に横に並びその間隔も狭め。つまり上下左右の広がりが不足する。打ち込み系の音楽を聴く分にはパワー感があり楽しいのだが、ジャズなどでは没頭感が得られないと感じた。ノーマルのスピーカーやヘッドユニットではこんなものかな?って感じだった。

 

だが、半日程度聴くと変わってきた。どんどん整理されていく。だが、まだボーカルの位置が定まらなかったりと不安定。

店長曰く、「1週間位はかわりますよ」との事だったので変化を楽しむ感じだった。

 

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1日乗った後、夜、再度店に行ってみた。

友人も来ていたので、その作業を手伝ったり、とても楽しい時間だった。

閉店後に友人がヘッドユニットの設定を少し変えてくれた。イコライザーをオフにした瞬間、化けた。

それまで目線付近に偏っていた音が一気に上下左右に広がった。イコライザーが無いと聴いていられなかった低音〜高音のバランスも全く問題なく、綺麗に締まった低音が、中域や高域をちゃんと支えてとてもバランスよく聴かせてくれた。

なんじゃこれ?って感じ。これまで、イコライザーの悪影響は十分理解していたつもりだったが、ここまで変わるか?いやむしろ、イコライザーなど必要としないほど作り込んでもらった作業も凄いと感じた。

 

ノーマルのスピーカーは、角が丸く穏やか。悪く言えば粒立ちがわるく、詳細が掴みにくいが、一方で急かされずのんびり聴ける。

そんなノーマルの性格をちゃんと把握できるような鳴り方になったのが凄い。

 

今までイヤホン作りで何回も何回も聴き込んだ曲を聴いていると、、、なんか感動して泣きそうになった。めちゃくちゃいい。特に歌モノの歌詞が飛び込んでくる(角が穏やかな音色のメリットか?)。

車から降りた後も、音が聞きたくて仕方ない。こりゃヤバいハマり方たな。。。

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音の出口にかかわる作業は、実はとても難しく、少しの工夫で音が大きく変わる部分だと思う(イヤホンやスピーカでも、ほんの少しのことで音がめちゃ変わる。)。

何十回も分解し、改善策を探し、上手くいけばこんな音が作れるかもしれないが、センスがないと辿り着けない。また、例え上手く行ったとしても膨大な時間とお金がかかると思う。信頼できるプロに頼んでとても良かったと思う。

 

今回、作業してくださったスタジアムさん。店長とスタッフの皆さん。とても優れたサービスを頂いたと思います。聴き慣れた音源で感動することができました。ありがとうございました。

また宜しくお願いします。

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暫くは音が変わっていくはず。

どうなるかな?たのしみだ。

また、後日報告したい。