自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

ちこっと、振返り

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左から、

①ベイヤーダイナミック xelento

ゼンハイザー IE800

③DITA dream

④アシダ音響 EA-HF1

今、気に入って使っているイヤホン達。

聴き比べながら、チューニングを進めている。

 

①xelentoは、左右バランスに注意しながら高音域をいじってやると、解像度感が大きく向上した。

低音量が多いというより、低音が力強いため、電車の中などではすごい威力を示す。

 

②IE800は、他の機種に比べ明らかに「柔らかい」だが、その柔らかさが心地よく、いつまでも聴いていられる。

だが、刺激が少ないとも言え、他の機種を聴きたくなる時もある。

もう少し寝かしたら表面を仕上げたい。

 

③DITA dream

音導管を7ミリから6ミリに変更した。

7ミリだと上方向への空間が凄いが、高音が出過ぎて、耳が痛くなった。

もう少し低音に振ってみることにした。

低音まで過不足なく出るが、他の機種ほど力強くない。だが、低音の質自体は素晴らしく、「あ。これこれ」って感じになる。

 

④アシダホン

たかが数千円のイヤホンだが、高級機に混じっても全く劣らない。(ノーマルはひどい音だが。。)

特に下方向への空間の広がりが広大で、他の高級機を寄せつけない説得力がある。

やはり、ドライバの大口径化はすごい威力だと思う。

カナル先端部の形状を見直して、耳への負担を少なくした。もう少しピントが合わせられると思う。引き続き、チューニングかな。

 

イヤホンの作り込みには時間がかかると言いつつ、今となっては古いイヤホンばかりとなってしまった。。。最新機種も聴きに行ってみるかな?

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SEIKO skx007のケースを手に入れた。

ムーブメントはNH36を入れた。

とりあえず手持ちのパーツを合わせただけだが、なかなかカッコいい。

あまり焦らずゆっくりカスタムを進めていこう。ビンテージっぽいテイストに寄せれるといいな。

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Sennheiser IE800 高性能とは?

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これまでに何度か組み直している。

悪くないのだが、音導管を一般的な4ミリとしているため、全体のみずみずしさが一歩足りない。低音も若干緩い。

 

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分解後、音導管を6ミリに拡大した。

ドライバの位置や固定方法は変更しなかった。

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まぁ、見た目は改造前と変わらない。

だが、音は激変した。

空間のくすみが取れ、音のニュアンスが明瞭を伝わる。低音の緩さも改善されたが、緩すぎることもなく、大変好ましい感じ。高音〜中域は、少し「奥で鳴る」感じがある。その為、明瞭に聴こえるのにキツさがなく落ち着いて音楽を楽しめる。

音が落ち着いていると言っても、ハードロックからジャズまで、どんな音楽を聴いてもかなり楽しい。

 

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先日作ったxelentoと比較すると違いに驚く。

高音〜低音のバランスは大差ないのに、音の高さや力強さが全く違い、印象が全く違う。

 

xelentoは鮮明で力強い。音が近く、音がこちらに向かって飛び込んでくる。左右の空間も広く没頭感もすごい。一聴して、「高音質」はxelentoだと感じられる音。

対してIE800は、音が一歩引いたところで鳴る。決して遠くで鳴るわけではないが、目前の空間に余裕がある。

xelentoだと、全ての楽器がこちらを向いて演奏しているように感じるのに対し、IEでは、ボーカルなどはこちらを向いているが、こちらでない方向を向いている楽器があるのがわかる感じ。

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xelentoの高音質は楽しい。だが、IE800の方が色々な音楽が楽しい。

「高音質」とは何か。「楽しめる音」は何か。考えさせられるとてもよい経験となった。

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最近は、九州方面への出張が多いな。

夕焼け、きれいだぅた。

 

 

 

xelentoチューニング② (やはりバランス)

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全体にヤスリをかけ、角を落とすと同時に、コーティングして仕上げた。

まぁ綺麗にできたと思う。

音は、先日のオモリ追加の効果でだいぶ聞きやすくなっているものの、まだすこし物足りない。

 

そこで、引き続きカナル先端部のチューニングを実施した。

主なメニューは、カナル全長の調整による左右のバランス取り。

カナルの全長を少し調整してやると左右の音量バランスを調整できる。やり方は、先端部を音進行方向と垂直に金ヤスリで削るだけ。

 

0.2ミリ程度を意識しながら少しづつ、試聴を繰り返しながら削っていく。今回は合計0.5ミリ程度削ったあたりで音のセンターが安定した。

ボーカルが中心に来ると同時に、音の焦点があったように、かなり聞こえ方が改善する。

全体の解像度や空間は変わらないはずなのに、空間の見通しが良くなり音像もハッキリする。まるで、写真のピントが合うような感覚に近い。

 

また今回、低音が下方向に伸びるようになった。ベースの音など、目線の少し下で鳴り始めた低音が音の収束に合わせて下方向に伸びていく。音源にもよるが、低音が深い所まで移動しながら落ちていくような。。。

これはかなり気持ちいい。DITA dreamにはなかった感覚ですごく新鮮。

また、高音も音色や音量は変わらないものの、少し奥で鳴るようになった。「明瞭に聞こえるのに、キツくない。」そんな感覚かな。

 

イヤホンを組む際には、まず、高音から低音までの音域バランスが気になる。結構ここを攻めるのにも時間がかかるのだが、音域バランスが整った後のチューニング作業でも聞こえ方がものすごく変わる。

制振や、カナルの形状、表面のコーティング。メニューはいろいろあって、まだ勉強中だが、やはり「全体のバランス」が一番大切だと思う。

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スウォッチをバラした。動かないジャンク品。

針と文字盤が欲しかった。

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時針と分針をセイコーに移植。白のスケルトン針。スウォッチの針とセイコーのムーブメントは無加工でつけられる場合が多い。

秒針はセイコーダイバー用のカスタム品を改造してつけた。秒針の中心穴を針で僅かに拡大している。

だいぶイメージした見え方に近づいてきたと思う。

黒の文字盤に白の針なので、視認性は問題なし。秒針は文字盤の端ギリギリ。いい感じだ。

今回のカスタムで一番驚いたのが、時計全体が大きく見え出したこと。サイズアップしたような感じがする。

完成までもう少しかな。

(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

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ガラスの交換以上のカスタムを施した時計たち。

ちょっと数が増えすぎたかな。そろそろやめないとな。

 

 

あ。車買った。

高かったぞ。d( ̄  ̄)

 

 

 

xelento チューニング①

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組み上げてからほ、ほぼ一週間。

レジンの硬化が進み、低音が落ち着くはずだったのだが、今回は何故か、低音の締まりが弱くなってきた。

そこで、制振をかまして下方向の見通しをよくしたい。

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使用するのは鉄製のベアリングボール。

直径は3ミリ程度。

一個あたり、0.46グラム。固定用のレジンを含めると0.5グラム程度と考えていいと思う。

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フェイスプレートを外してイヤホン内部に鉄球を追加していく。

少しづつ、音を確認しながら追加した。

0.5グラム毎に、確実に締まっていく。今回は2個の追加でも悪くなかったが、勢いで3つ追加した。

 

音は全くの別物。解像度は大きく変わらないが、低音の締まりが良くなったので特に下方向の見通しが良くなった。

これまでの経験からは、2グラム増やすと、大体どんなイヤホンもガチガチに締まる。今回は、0.5グラム×3個=1.5グラムとなった。

しばらくこれで様子を見てみようと思う。

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しかし、xelentoは、DITA dreamと物凄く音の印象が違う。音が前面に並んで配置される感じ。勢いがある。対してdreamは、前後の感覚を持って配置される。

使い分けが楽しい。

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神戸楽しかったな。

明日も行くんだけど、仕事だとねー(T-T)

 

 

ゴールデンウイーク後半

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以前から気になっていたsp1000Mのロイヤルゴールドをしっかり聞けた。

今更感は強いが、ようやく中古の品数が充実してきたので。

 

結果、アリ寄りの無しかな。

先ず特徴的なのは低音。sp1000に比べて全体に緩く量が多く感じる。楽しく聴けるレベルではあるのだが、低音の輪郭表現が若干曖昧になる。

また、音質の傾向はsp1000と似ているのだが、細かな音の描写力や空間の奥行きが劣る。

イヤホンや聴く音楽によって、この差はどうでも良くなる程度だと思うが、私の場合、無しかな。

あと、筐体が小さくなっているのは良いが、重さは殆どsp1000と変わらない感覚。

 

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時計針の交換。

写真上が交換前、下が交換後。

針のデザイン的には交換前のものが気に入っていたが、黒が多すぎて全体のバランスが悪いと感じていた。

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一般にSEIKO用として手に入るベンツ針だが、製品によって結構大きさがちがう。

今回は大きめのモノが手に入ったので、交換してみた。バランス的にいい感じになったと思う。

オフホワイトの文字盤は色合わせが難しかったが、銀の針との相性が良いようだ。

 

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xelentoのチューニングを進めている。

筐体の形を削り込み、少し形を変えた段階。

完成まではまだまだだが、制振量によってどの程度音が変わるかを試し中。

xelentoは力感があるので、電車の中で聴くのに合わせて、低音を少し持ち上げてやるつもり。

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神戸をぶらついた。

できるだけ人混みを避けて動いたが、意外なほど楽しかった。

行ってよかった。

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beyerdynamic xelento(第二章)

いよいよ、イヤホンを再開したい。

今年に入ってから一本も作ってなかったと思うので、色々忘れていることもあると思うが、まぁうまく行ったと思う。

この間は、ほぼDITA dreamだけを使い続けた。理由は忙しかったのもあるが、これを超えられると思えるイヤホンに出会えなかったため。

 

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ゴールデンウイークで時間が取れたこともあり、色々なイヤホンを聴き比べてみた。

その中で、xelentoはイヤーピースで使っていたにもかかわらず、一聴してわかるくらい、いい音が出ていた。

急遽、カスタム化することにした。

写真はとりあえず、カスタムシェル的なモノで使えるようにしたところ。

イヤホン自体がとても優秀なので、ノーマルの筐体には手を加えずカナル部をつけただけ。

 

以前にもこの仕様で何度か組んだことがあったが、その時は音導管は4ミリ程度にしていたと思う。

今回は、6ミリとした。7ミリも可能だったが、7ミリは高音が強すぎる(高音が増えるわけではない)傾向もあるため、先ずは6ミリで様子を見ることにした。

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出音は、素晴らしかった。dreamを聴き慣れた耳でも充分に納得できる。

解像度はdreamより若干劣るものの、必要以上に高い。聴こえない音などないように感じてしまう。低音〜高音まで過不足なく好ましいバランス。だだし、若干低音が強め。またdreamに比べて低音の残響音が多めに感じる。だが、この低音がとても気持ちよく「力感」があるなと感じられる。

 

空間は、dreamに比べて若干狭い。左右は大きくは変わらないが、前後の空間を感じにくい。決して狭いとは感じないが、音の塊が飛び出してくるように感じるためその分前後の空間を感じにくいのだと思う。

この、音が飛び出してくる感覚がdreamとの一番大きな違い。まるでポータブルアンプを介して聴いているような力感とでも言うか、パワー感が心地よい。

 

あと、音の輪郭がどこか柔らかい。dreamに比べて柔らかいというだけだが、この柔らかさが更に心地よさを増してくれる。

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と、ここまではベタ褒めだが、とても大きな欠点があった。

カナル部のみ作り足した仕様だと、ノーマル筐体の小ささもありイヤホンの位置が全然決まらない。耳道との間に隙間ができてしまい、低音が抜けまくった。。。

また、低音を少しだけ締めたいと思っても筐体が小さすぎて作業の方法が無い。

更に、ドライバを鼓膜に限界まで近く配置したため、極端に音が近くなりすぎた。ハードな曲を聞くときなどは悪くはないのだが、もう少し落ち着かせたいところ。

仕方ないので、解体した。

 

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今度は、通常サイズのシェルで再作成した。

装着感および遮音性は改善した。

ノーマルのMMCXをそのまま使いたかったのでケーブルの接続方法が怪しかったが、どうにか格好悪くないレベルにはできたと思う。

少し様子を見てからシェルを削り込んで、より馴染むカタチを探したいと思う。

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出音は、ほんとに気持ち良い。

dreamとの一番の違いは、音の近さ。メインの音が鳴っている時のその後ろの音の聞こえ方にあると思う。

例えば、スネアが鳴る時など、xelentoではボーカル音域の残響音はかき消されて聴こえない。対してdreamの場合はたとえスネアが「スパーン」と鳴る時でもボーカルの息遣いが聴こえる感じ。

このため、dreamでは空間が一定の広がりを維持して継続して空間に酔える。xelentoでは、空間は確かにそこにあると感じられるものの、絶えずその広さが変化する。

dreamが大きめのホールの客席で聞いている感じとするなら、xelentoは大きめのホールでもステージ上の楽器の近くで聴いている感じに近い。派手に音が出ている時はホールの大きさを感じない(感じる必要もないが。)が、音が静かな瞬間に初めてホールの大きさを感じる感じ。

どちらも魅力的なのだが、より前のめりに音を聴きたいときにはxelentoかな。

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久しぶりにイヤホンを組んだが、とても満足している。

少しチューニングを進めて、より音をグレードアップしたいものだ。

 

 

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久しぶりに、渓流に行ってみた。

不思議とこの水に触れると、手がすべすべになった。山の上では、まだ桜が咲いていたり、新緑に色々な色がある事を知ったり。。

(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

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野外のJAZZフェス。

暑い暑い。本当に5月か?

来年は出る側で参加したくなった。

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さて、ゴールデンウイークも残り少し。

大切に使わないとな。

 

 

 

 

 

 

 

欲しいって! DITA新作

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久しぶりに欲しいイヤホンが出てきた。

春のヘッドホン祭りで紹介された様子。

(行けなかったけど。。)

 

DITAのPerpetua 

12ミリのダイナミックドライバ1発機。

チタンハウジングと、dreamに似た形状。

 

普段dreamをメインで使っているので、上位機種とするならかなり気になる。

12ミリドライバという点も大変良い。そもそもdreamは超絶解像度故に低音を出すのに苦労したが、12ミリレベルドライバになるともっと簡単に深い音が出せると思う。但し、解像度は多少犠牲になると思うが、DITAならかなり高いレベルで仕上げてくれそう。

 

だが、50万円?

私の場合、購入後は切り刻むことになるので、その意味でもあまりに高額かな。。

20万くらいにして欲しかったな。

当分様子見ですな。

d( ̄  ̄)

 

 

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渓流に行ってきた。

新緑がとても淡く、ずいぶんとリフレッシュできた。

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水中写真、撮ってみた。

iPhoneすごいな。

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