自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

xelentoチューニング② (やはりバランス)

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全体にヤスリをかけ、角を落とすと同時に、コーティングして仕上げた。

まぁ綺麗にできたと思う。

音は、先日のオモリ追加の効果でだいぶ聞きやすくなっているものの、まだすこし物足りない。

 

そこで、引き続きカナル先端部のチューニングを実施した。

主なメニューは、カナル全長の調整による左右のバランス取り。

カナルの全長を少し調整してやると左右の音量バランスを調整できる。やり方は、先端部を音進行方向と垂直に金ヤスリで削るだけ。

 

0.2ミリ程度を意識しながら少しづつ、試聴を繰り返しながら削っていく。今回は合計0.5ミリ程度削ったあたりで音のセンターが安定した。

ボーカルが中心に来ると同時に、音の焦点があったように、かなり聞こえ方が改善する。

全体の解像度や空間は変わらないはずなのに、空間の見通しが良くなり音像もハッキリする。まるで、写真のピントが合うような感覚に近い。

 

また今回、低音が下方向に伸びるようになった。ベースの音など、目線の少し下で鳴り始めた低音が音の収束に合わせて下方向に伸びていく。音源にもよるが、低音が深い所まで移動しながら落ちていくような。。。

これはかなり気持ちいい。DITA dreamにはなかった感覚ですごく新鮮。

また、高音も音色や音量は変わらないものの、少し奥で鳴るようになった。「明瞭に聞こえるのに、キツくない。」そんな感覚かな。

 

イヤホンを組む際には、まず、高音から低音までの音域バランスが気になる。結構ここを攻めるのにも時間がかかるのだが、音域バランスが整った後のチューニング作業でも聞こえ方がものすごく変わる。

制振や、カナルの形状、表面のコーティング。メニューはいろいろあって、まだ勉強中だが、やはり「全体のバランス」が一番大切だと思う。

d( ̄  ̄)

 

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スウォッチをバラした。動かないジャンク品。

針と文字盤が欲しかった。

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時針と分針をセイコーに移植。白のスケルトン針。スウォッチの針とセイコーのムーブメントは無加工でつけられる場合が多い。

秒針はセイコーダイバー用のカスタム品を改造してつけた。秒針の中心穴を針で僅かに拡大している。

だいぶイメージした見え方に近づいてきたと思う。

黒の文字盤に白の針なので、視認性は問題なし。秒針は文字盤の端ギリギリ。いい感じだ。

今回のカスタムで一番驚いたのが、時計全体が大きく見え出したこと。サイズアップしたような感じがする。

完成までもう少しかな。

(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

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ガラスの交換以上のカスタムを施した時計たち。

ちょっと数が増えすぎたかな。そろそろやめないとな。

 

 

あ。車買った。

高かったぞ。d( ̄  ̄)