自作備忘録(カスタム IEM 自作)

イヤホン カスタム iem 自作

2020-01-01から1年間の記事一覧

たぶん3号機⑥

10時間程度、バーンイン ハンダ付けを伴う作業をした時には、音出し直後は音が暴れる。このため、今回は10時間程度実施した。全体に音が柔らかくなった気がする。 現時点ではダイナミックドライバ背面の穴は全閉としているため、フェイスプレートを付けてい…

たぶん3号機⑤

クリエイティブのEP-AVNAIR。 この子も解体した。 やはり大口径のドライバの低音力はとても魅力的。 BAと組み合わせる事で、思い切った使い方ができると思う。 但し、クリエイティブのドライバは背面の穴が多すぎるため、シェルに入れる前に塞いでおいた。2…

星の滴 レビュー

とうとう太陽の滴が手に入りにくくなってきた。 そこで、後継である「星の滴」を使ってみた。 臭いは若干柔らかく、粘度も少し低い。 着色の塩梅は変わらず。濃い目の色も作りやすかった。 ただし、気泡が入りやすい。一度入った気泡が抜けにくい感じかな。…

BAドライバ〜多ドラ化について。

最近、ハイブリッド機が連続している。 BAドライバの利点は、解像度感が出しやすいところ。解像度の解釈は色々あると思うが、ダイナミックドライバに比べて音が「連続していない」という意味で、音の輪郭が掴みやすい。 これは、メリットでありデメリットだ…

たぶん3号機④

なかなか低音のコントロールがうまくいかない。 その後、色々試した挙句、100均イヤホンを改造した時の手法と似た事で完成となった。 音導管を一旦、完全に閉塞させた後、ドリルで0.5ミリ程度の穴を開ける事で低音量を調整した。 今回、なんでこんなにダイナ…

たぶん3号機③

出音を確認。 まず、中域から低域にかけて、ボアボアする。 ダイナミックドライバの背面の穴を開放している場合の典型的な音だと感じた。 この穴は全て塞いで音を確認した。しかし、まだ低域の解像度が不足する。ボアつくというより何か根本的なバランスが悪…

たぶん3号機②

悔しかったので、どうにか修復を試みることにした。 先ずは、配線をつなぎ直すために、シェルを部分的に割った。 上手に割れれば、うまく修復できるはず。 んー。まずまずかな。(@_@) 続いて、レジンの侵入した音導管の取り外し。 無理に引っ張って、パイプ…

たぶん3号機①

数年前、カスタムイヤホンをつくりだして、初めて作ったハイブリッド機。 多分、3つめ位に作ったものだと思う。 今聞き直してみると、意外に悪くない。 14ミリの大型ダイナミックドライバに、オーディオテクニカのイヤホンから取り出したBA。TWFKも使ってい…

final Piano Forte IX ④

やはり音が全く気に入らないので、解体した。 ノーマルの筐体を割るのはかなり難しそうに感じたので辞めていたが、中を調整しないと全く話にならないと結論した。 筐体の隙間にカッターを添わせて、少しづつグリグリすると意外に簡単に分解できた。 やはり、…

100均イヤホン 改造 2020④

続いて、もう少し音質を上げていきたいと思う。 私が気になったのは、中域にある独特の響き。 これを無くしたい。 先ずはイヤホン筐体の「ザ、プラスチック」という感じの質感からどうにかしてみる。 前のブログの最後に100均マニュキアを載せていたが、これ…

100均 イヤホン 改造 2020③

前回までの改造で、100均イヤホンにも可能性を感じてもらえたと思う。 すこし補足をする。 私はプラスチックの板はこれからとった。 テレワーク用に用意したパソコン機器の入っていたパッケージ。 ちなみに、よく使っているドリルはこんな感じ。 ホームセン…

100均 イヤホン 改造 2020②

続いてドライバの調整に入る。 まず、ドライバ背面の音抜き穴。 小さな穴が3つある。こんな小さい穴でも3つは開きすぎ。 これを塞いでいく。 写真は2つ塞いだところ。中域の暴れ方がめちゃくちゃ落ち着いてきた。このあと、3つ目も塞いだ。 写真では、布…

100均 イヤホン 改造 2020①

過去に何度か、100均イヤホンで遊んできた。 しかし、今見ると未熟な部分も多い。恥ずかしくなる。 その1(2018年1月) http://domingo55.hatenablog.com/entry/2018/01/20/001429 その2(2018年7月) http://domingo55.hatenablog.com/entry/2018/07/28/235…

古いイヤホン 〜設計思想の変化について〜

古いイヤホンに、名作は無い。 乱暴な言い方だが、色々分解してみて得た結論。 古いイヤホンとは、ゼンハイザーのIE800以前のイヤホンとしたい。年代的には2012年ごろ以前のもの。 〜訂正〜 EX1000は2010年、IE800より2年も前に発売されていたようだ。大まか…

final Piano Forte IX ③

チューニングを進めてみた。 カナル出口は、大幅に拡大。高音部が改善されたが、まだまだまだまだ不足している。元々ドライバーからの高音量が少ないのだと思う。 ドライバの背圧調整は、音抜き穴を全て完全に閉塞させてた後、0.3ミリから少しづつ穴を拡大し…

final Piano Forte IX ②

という訳で、ささっとカスタム化する。 先ずは、先端部を切断。 上質な?硬いステンレスで、しかもとても分厚く、切るのに難儀した。 リューターに砥石をつけて切断しようとしたが、時間をかけても切りきれず、結局、ハンドグラインダーをつかった。 グライ…

final Piano Forte IX ①

ふと、イヤホンの作成依頼があり、ジャンク箱を眺めてた。 こんな物を発見。 final Piano Forte IX こんなの持ってたんだって感じ。一応値段は10万円越え。確か、ジャンクで安く購入して分解しようとしたが、筐体が硬くて断念したんだったと思う。 構造は至…

XBA-H3とEX1000

XBA-H3には、全体に磨きを入れ、コーティングした。もう分解して組み直すことはないと思う。 また、なかなか面白い音になってきたので、チューニングを進めている。 先ずは、高音BA用の音導管に使っていた熱収縮パイプを撤去した。 レジンでガッツリ固着して…

XBA-H3⑦

フェイスプレートを取り付けて密閉した。 まぁ、仕上げは悪くないかな。 フェイスプレートは、工夫し筐体の蓋を取り外しできるようにしておいた。 これで、ダイナミックドライバの背面に簡単にアクセスできるので、低音調整の幅が広がった。 d( ̄  ̄) 組み上…

XBA-H3⑥

組み上げた。 先のブログの通り、ドライバの位置はだいぶ追い込めた。 また、音導管は大きく変更した。 ダイナミックドライバは、4ミリ→2ミリ。 中域用BAは、2ミリ→2ミリ。 高域用BAは、2ミリ→2.8ミリ。 これらの変更の結果、出音は大きく改善された。 チュ…

XBA-H3⑤

チューニングを施し、まぁまぁの音に出来たつもりだったが、屋外でEX1000と聴き比べたら我慢できないくらいつまらない音に感じた。 現状では絶対使わない。。。 てな訳で、解体してしまった。 問題点を解決しつつ、組み直したい。 ①音の鮮明さの向上 音の鮮…

XBA-H3④

なかなか難しいイヤホンだった。 やっとくみあげた。 見た目はまぁ、満足かな。ハイブリッドだが、シェルを薄くできたのでかっこいいと思う。 また、今回は組み上げの最中に、チューニングを始めたので余計に時間がかかってしまった。 まず、このはなしから…

XBA-H3③

忙しくて、なかなか作業時間が取れない。 作りかけのXBA-H3は、フェイスプレートをつけるところまでなかなか進まない。 出音は、悪くない。 悪くないのに、気持ち悪い。 楽器がうまくまとまらないというか、ピントが合わないというか、音の焦点がたくさんあ…

忙しすぎ

忙しすぎて、イヤホンさわれません。 こんなの買ったりしてますが、4月まではドタバタかなー。(TT) でも、桜が咲きましたね。 もう春だ。

XBA-H3②

さて、組み立てに入ろう。 先週、準備は完了していたのだが、考えどころが多く、作業を止めていた。 SONYのBAである。 3年くらい前、このBAを使って、片耳8ドラとかも作っていた。変なピークが出て、バラしてしまったっけ。 H3のBAも基本的には同じ作り。BA…

SONY XBA-H3①

EX1000がとても好きで、ほぼ毎日使っている。そのためEX1000以降のSONY16ミリダイナミックドライバを試したくなった。といっても、ハイブリッドしかないのだが。。。 手に入れたのはXBA-H3。格安だった。BA2つにダイナ1発。ハイレゾ対応らしいのだが、直角…

変なイヤホン?

オーディオテクニカの ATH-EW9 まぁ、イヤホンと呼べるのかなんなのか。 中古で購入。 状態は悪くない。まぁ、綺麗に使われていたようだ。だが、おそらく10年以上前の品物。ネットのレビューを見るとそこそこ良い。値段も当時としてはかなりお高めの2万円弱…

コロナ対応って

出勤停止になったり、解除されたり。時差出勤だったり、出張禁止だったり。 わけわからんー。(T-T) 落ち着いて仕事したいものであります。 ボヤキでした。d( ̄  ̄)

高域が低域を引っ張る。整理する。

「ツイーターをうまく整理できれば、極低域が出てくる。うまく鳴る。」高域が低域を補完するという話。例えばツイーターを追加することで、低域が前に出てくるという事も起こりえる。 そもそも、低域だけの楽器は存在しない。高域から低域まで全ての音を含ん…

DITA dream 第2章②

週末に組み上げていたのだが、なかなか評価が難しく、記事にするのが遅くなってしまった。 今回はオモリは無し。 音導管は、直径3ミリと少し細め。 前作より更に1ミリ程度、ドライバを鼓膜に近づけた。 ドライバとチタンの筐体の隙間には念のため、接着剤を…